10年前のある出来事「車椅子席のお断り」

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。10年前のある出来事について急に思い出しました。最近ではめったに競馬場へ出向くことがあまりなくなりましたが、10年前は年に数回は競馬場へ行って観戦しておりました。

有馬記念を観戦するために行った時の出来事

暮れの競馬の祭典である「有馬記念」の観戦に行くために、JRA中山競馬場に行った時の出来事です。有馬記念の入場者数というのは10万人以上にもなるため、1週間前から並んでいる人がいるほどのフィーバーぶりです。

当日の朝においても朝9時の開門の前からものすごく並んでいます。一般の指定席は事前の抽選販売になっていて当日販売をされていませんが、車椅子席だけは当日販売になっています。※これは事前の抽選販売になってほしいですね。

私たちはその席を手に入れようとして、朝7時半に到着して列に並びました。この列は入場の列であり、入場後に中央のインフォメーションに並んだ順で販売されます。車椅子席は3つほどありました。車椅子席に対して車椅子利用者1名と付き添い2名まで観戦することができます。

車椅子ユーザー分は正規の金額で付き添い2名分が半額になる仕組みでした。私たちの前に並んでいた1人の車椅子ユーザーがおりました。ところがJRA側はその方に車椅子席を販売しなかったんです。販売しなかった理由は「付き添いの方がいないから」

車椅子席は付き添い者がいないと販売してくれない現実

なぜ付き添いがいないと販売することができないのか?断られた方は、せっかく1時間以上も寒い中並んだのにムダになってしまいました。本当にかわいそうな出来事でした。その他にも「車椅子席に車椅子ユーザーと付き添いの人が両隣で座ることも困ります」と言われたことがありました。

楽しく観戦するには両隣で楽しみたい。付き添いの方が車椅子ユーザーの介護を隣でしなければならない。なぜそんなことを分かっていただけないのだろうか?疑問に感じました。

私たち以外の観戦していた方々も同じことを感じていましたので、JRAの担当者へ質問をしましたが、「私たちは社内でダメだと言われていますので・・・」の一点張りでした。当時はその回答をもらいたくて、JRA側にメールで送りましたが回答は返ってきませんでした。

車椅子席は車椅子ユーザーだけの観戦でも販売するべき

今はJRA中山競馬場も改修されて、以前の車椅子席は別のコーナーに移設されています。もう10年前の話なので、現在は変わっていると思いますし、2016年4月施行の障害者差別解消法によりこのようなことはないと思いますが、ルールに縛られると正しい判断ができなくなることがある一例でした。

車椅子席に車椅子ユーザーが利用できないというおかしな現状がなくなることを願うばかりです。※下記は当時のJRA中山競馬場の車椅子席(指定席)です。

 

現在のJRA中山競馬場は改修工事があって、以前よりも観戦が楽しめる場所に移っております。※私は改修工事はまだ行っていませんが、以前のようなことはないと思います。

※下記の内容はJRAホームページより参照

車椅子席

  • 2,800円(別)
  • 当日先着順

メインスタンド4階に車椅子席を4設けており、お一人様2,800円(入場料別)でご利用いただけます。 各テーブルの中央に7インチモニター及び各席にコンセントを設置しております。なお、付き添いの方につきましては1名様のみ無料でご利用いただけます(付き添いの方が2名様以上の場合は当日発売の指定席をご利用ください)。正門前インフォメーションにて先着で開門後より発売を行いますので、どうぞご利用ください。

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