新入社員にとって大事なのは研修後のモチベーション

2017.04.10 (月)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。4月になりましたので、テレビでは大手企業の新入社員の入社式を報道しています。私も今から22年前に入社式に参加しました。新入社員の皆さんにはきちんとしたスタートをきってもらいたいという思いがありましたので、仕事に対するポイントをご紹介します。

入社時研修は学生から社会人への気持ちの入れ替え

学生時代のぬるま湯に浸かったような生活からの脱却のために行うのかどうか分かりませんが、1週間の研修は軍隊に入隊したかのような合同生活だったのを憶えております。

朝から夜遅くまで会社の概要から就業規則・挨拶訓練などが続きました。しかも社歌や社内の誓い文みたいなものがあり、各チームに分かれて暗記しなければなりませんでした。最近話題の某幼稚園の教育勅語に似たような光景でした。

現在はこのような厳しい入社時研修かどうかはわかりませんが、新入社員の皆さんはこれから頑張ろうというフレッシュな気持ちになっております。ある意味、既存の社員も含めて一番やる気が高まっている状態なのかもしれません。

入社時研修に携わった人事や採用担当は、明るく、笑顔で、し一生懸命頑張っているような「できる」社員に見えます。そして新入社員にも優しい姿は、いつかこのような人のようになれるように頑張ろうと思うものです。

配属時に大きな今後の分かれ目になる可能性がある

厳しかった新入社員全体の入社時研修が終わった後は、配属先に振り分けられていきます。ここが新入社員にとっての大きな今後の分かれ目になるポイントだと思っております。

配属先はリアルな現場です。現場に配属されるとやる気に満ちているような優しくて素敵な先輩社員がいるのも確かです。ところがそういった社員とは逆にだらけた先輩社員が多いのも現実です。そのだらけた先輩社員が意外と新入社員に近づいてくるんです。ここがターニングポイントです。

だらけた先輩社員は今まで会ってきた社員のようなクリーンなイメージは一切ありません。休憩時間などを通して、会社への不満や仕事への適当ぶりを言うんです。新入社員にとっては、今まで想像しなかった入社した企業のドロドロとした部分を知ることになるんです。

当然、企業は各現場における苦労話はいろいろとあると思います。それについては時間の経過とともに知ることにはなるんですが、このだらけた先輩社員に染まらないことです。このような先輩社員が上司になったら仕事でのストレスを感じませんが、成長することができなくなります。

厳しい上司との仕事はストレスになったが自分を成長させてくれた

私は入社時に農産売場(野菜・果物・花)に配属されました。私の配属先については、誰に教育させるかを検討した上で決まったそうです。おかげさまで入社時の上司は仕事に厳しい方でした。職人気質の人でしたが、仕事のイロハを教えてくださいました。

その上司が半年後に店内異動になった後は、日本一の売り場を目指す上司に代わりました。徹底的な売り場づくりから効率性を図る厳しい上司でしたが、私にとってはとても成長させていただくことが出来ました。

比較的厳しい上司への出会いは、働いているときのストレスはものすごくありましたが、その後の自分にとてもいい影響を与えてくれた人々でした。仕事のスキルを教えてくれたことにとても感謝しております。だから車椅子ユーザーの立場でも昇進することができたと思っております。

大事なのは志。志があればモチベーションは維持できるはず

ただ残念ながら本社人事のメンバーに聞いたところ、新入社員の大半が3年間でフレッシュさを失ってしまうとの事でした。どうしてもリアルな現場の中で上司の影響によりモチベーションが変わってしまうケースが多いようです。

モチベーションを維持し続けることは大変だと思います。私も昨年の今頃は、起業したいと考えながら、仕事との両立を維持するのは本当に大変でした。人はすぐ心が折れそうになるものです。でもおかげさまで今では起業に対するモチベーションは上がる一方です。頑張ります!

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