高齢化社会における車椅子利用者増加に伴う店舗のバリアフリー

2017.03.10 (金)
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。これから高齢化社会に突入していくわけですが、現時点で高齢者と呼ばれる方々は、3300万人いらっしゃいます。日本の全人口の4分の1が高齢者になるんです。

もちろん高齢者といっても3300万人が、車椅子を利用しているわけではありません。もちろん半数・4分の1もいないでしょう。でも少なからず多くなっているのは確かです。しかもその数は、今後増えてくる可能性が考えられます。

20人に1人が車椅子を使う可能性がある世の中

身体障害者は約400万人。その中で私のような肢体不自由者(下半身が麻痺などで動かすことのできない方)は身体障害者の中で54%位と言われております。そうなると約200万人が肢体不自由者であり、車椅子などを利用している障害者となるわけです。高齢で車椅子を利用される方と合わせるとかなりの人数になるはずです。

今までにおいて、私たちのような存在はマイノリティーだったかもしれませんが、今後は日本の全人口の中の20人に1人占める割合になる可能性があります。お店で考えると20人のお客さまが今まで来店していたのに、店舗がバリアフリーでないために1人のお客さまが来店しなくなる時代になりつつます。

車椅子のお客さまの来ないお店は単純計算で5%マイナス

そうなるとお店としては5%の客数減となります。1人1,000円の売上×1日100名のお客さまが来店されていると想定します。1日あたりにすると5,000円の売上減になります。したがって年間365日で計算すると182万円も売上が下がるんです。

恐ろしいことだと思いませんか?状況によっては車椅子1人ではなく、ご家族の方、友人などと一緒に来るケースが多いと思われます。その場合は、さらに倍以上の損失になると考えられます。

あくまでも単純計算です。車椅子をお使いの方々が、頻繁に外出するかどうかは想定できません。それでも現在の小売店や飲食店は、車椅子の利用者が気軽にお買物や食事ができる環境に至っていないのが現実です。

店舗のバリアフリー化が必要になってくる時代へ

そこで大事なのが、車椅子でも利用できるお店づくりです。もちろん店舗のバリアフリー化におけるトイレ・段差・駐車場などの改修工事が必要です。しかも2020年東京オリンピックパラリンピックが近づいていることもあるので、世の中がバリアフリー化に向けてきちんと整備する方向に動いております。

気軽に行ける場所の少ない車椅子利用者にとっては、行ける店が増えることを期待しております。残念ながら路面店の小売店や飲食店には、多目的トイレもなければ、広い駐車場もないのが実態です。

少しだけ広いトイレ・駐車場は2台分使用だけで大きく変わる

ショッピングモールのような大きいトイレではなく、ちょっとだけ広いトイレに改装して、車椅子利用者だけでなくベビーカーをお使いのお客さまにも対応できるレベルで大きく変わってきます。そうすれば飲食店などでは席数の削減も最小限にできるはずです。

また駐車場においては、身障者用駐車スペースを造ることができなくても、一般の駐車場のスペースを2台分使用可能にするだけで、車椅子への乗り降りが可能になります。お金をかけなくても十分バリアフリー化につながります。ぜひともこれを機にバリアフリー化が進むことを期待しております。

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