車椅子で行く旅行には事前計画がどうしても必要か?

2017.05.25 (木)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。私は旅行好きなのでバリアフリーなスポットを探してあちこちに行きます。昨年にはお陰様で日本1周も達成することができました。

でもバリアフリーなスポットを見つけるのは、未だに簡単ではありません。そこで車椅子利用者が旅行をする際にいつも大変なのが「計画」です。その部分について掘り下げてお伝えします。

自分の車で行くときは宿泊施設の有無だけの行き当たりばったりの旅

まず計画を作る際、手段をどうするのか?によって変わります。自分の車で旅先に行くのか?鉄道・飛行機を利用していて旅先に行くのか?それによって大きく変わってきます。

長年旅行してきて一番楽なのは、自分の車で行くことだと思います。なぜなら私は車を運転できるからだと思います。その他には、たくさんの荷物がそばにないと不安なんです。パンクをしたらスペアタイヤはあるのか?とか悩むことがたくさんあります。

そのため意外と車で行くときには、トランクにいろいろなものを詰め込むことができるので、とにかく安心できます。車で行く場合には、宿泊施設の手配だけをしっかりすれば、私の場合は行き当たりばったりで出かけてしまいます。日本一周も意外とあれこれと考えずに、出かけてしまいました。事前に考えすぎると、余計にプレッシャーがかかり飛び出せなくなりますね。

宿泊施設は金曜日・土曜日の空き状況が少ない点に注意

逆に、鉄道・飛行機を利用する場合は、限られた荷物しか持っていけません。だからこそ、不安になります。さらに手配という点できちんと計画をしなければならないんです。

計画のポイントは、飛行機・鉄道・レンタカー・宿泊などの手配です。特に宿泊施設については、一般の健常者と違って、インターネットで空き状況を確認できないのが一番つらいところです。

具体的に申し上げると、私は日本1周の時にものすごく困ったのが、金曜日と土曜日の宿泊です。もともとバリアフリールーム自体が少ないにもかからわず、金曜日と土曜日は他の曜日に比べて満室になっていることがほとんどです。

私の場合は、秋田では6ヶ所あるバリアフリールームのホテルに電話をかけまくって、なんとか1ヶ所のホテルが配慮をしていただきOKになったくらいです。弘前を出発して秋田で宿泊できなければ、車で2時間以上離れた山形か鶴岡に向かうしかありませんでした。

鹿児島に行った時も同様でした。鹿児島市内のバリアフリールームは全て満室。かなりピンチでしたが、宮崎と鹿児島の県境の宮崎県えびの市にバリアフリールームがありホッとしました。

インターネットで空き状況が確認できないので、片っ端からホテルへ電話するしかないのです。3軒以上電話をかけて「空いていません」と言われると滅入ってきます。5軒を超えてくると「もうだめだ」と思ってしまいがちです。金曜日・土曜日の宿泊は、できるだけ早い段階で予約するのをおすすめです。

鉄道・飛行機の場合は、現地における交通手段を見つけることがポイント

宿泊の次には、レンタカーの確保ですね。空港から先のレンタカーが確保できなければ、旅行の取りやめになる可能性もあります。行った先の交通手段がなければ、どこに行くことも出来ません。

あとは飛行機・新幹線の手配ですね。飛行機だとインターネットで空席状況をチェックすることができますから意外に安心です。新幹線は以前にもお伝えしたように、手配がとても面倒な部分があるので、確実な乗車スペースをとれるかどうかわかりません。でも最悪は自由席でもなんとかなると思います。

その他の事前計画は、私の場合はあまりないですね。但し、考えておかねばならないのは、思っていた以上に移動時間がかかります。そのためには少しでも余裕のある計画を作っておいた方がいいと思います。ぜひとも計画で盛り上げて、実際に行ったらさらに盛り上がるような旅にしたいものですね

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