車椅子利用者が駐車場にとめやすくするための対応

2018.02.18 (日)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。身障者用駐車スペースが設置してある商業施設・病院などにおいて、残念ながら未だに赤いカラーコーンを設置しているケースが多い状況にあります。一般の人がとめないように設置していることがほとんどですが、その弊害もあることをご存知でしょうか?ぜひとも商業施設・病院などを管理している方々には知っていただきたいと思っております。

カラーコーン・コーンバーは同伴者がいないと外せない


実際にカラーコーンやコーンバーの組み合わせで身障者用駐車スペースに置いているケースがあります。以前、東京都の公共駐車場においては、この組み合わせで4重以上にもおいてありました。見た感じはとめないようにしているというよりカラーコーン・コーンバー置き場にも見えるくらいでした。確かにそこまでガッチリ置いてあれば、一般の人でもついうっかりとめることはないでしょう。

 

その担当者の方に以前お話をお聴きしましたが、やはり一般の人がとめてしまうために4重にしているとのこと。そうでなかったら身障者用駐車スペースの対応ができないと申していました。実際には現場の切実な声にも感じたのも事実です。

 

しかし、実際に利用したい人が来た場合に問題が生じます。車椅子利用者が誰かと同伴で来た場合は、同伴者がカラーコーンなどを動かすかもしれません。しかし必ずしも同伴者がいる場合とは限りません。その場合は、車椅子利用者が運転席からカラーコーンを動かすのは難しくなります。

 

だからといって担当者側からすると「よろしければ、担当者を呼んでいただければいいのでは?」と思っていませんか?ところが実際に入庫してその現場に行ってみてカラーコーンが置いてあったら、呼ぶ手段ががなくなります。入庫時であれば係員ボタンを押せばなんとかなるかもしれません。しかし入庫してみてカラーコーンがあったら、その場で管理事務所へ電話をかけるかもしくはその場を立ち去って駐車場を出庫しなければなりません。

出庫の際に料金が請求されてしまうケースもある

最悪なことに出庫した際にとめられなかったにも関わらず、料金が請求されたこともありました。出庫の際に、誰かを呼ぶことができればとめられなかった旨を伝えることができますが、誰もそばにはおらず係員ボタンもなければ、お金を払わないと出庫ができません。実際にそういったことは私だけではないと思っております。

 

もしかしたら近くに誰かが通りかかったら、クルマの中から「カラーコーンを動かしていただけますか?」と声をかけることが可能かもしれません。私は比較的気軽に誰でも話しかけることができますが、人によっては話しかけにくい人もいたりするので、あくまでも状況次第な部分もあります。

 

現場を管理する人にとっては難しい課題でしょうが、やはりカラーコーンを置いておく考え方ではなく、置かない考え方になってほしいと願っております。もちろん身障者駐車スペースを誰もが勝手にとめるマナーの問題を解決しなければ改善には至らないのかもしれませんが、国民全体にマナーを知ってもらうことは時間がかかることだと思います。

 

しかしカラーコーンを置くことと利用できなくなる人もいます。肝心なスペースがあるのに利用できない方が辛くなります。そのため該当のスペースが空いていないときは、一般のスペースを2台分貸してあげるような対応が望まれます。まさにそういった柔軟性の対応こそが「こころのバリアフリー」になるでしょう。

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