車椅子だからスロープがあればOKではない現実

2017.02.15 (水)
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。私は自分一人で車椅子を漕ぐことが多い日々ですが、誰か付き添いの方がいた場合は、ありがたく押していただくこともあります。

「お気軽に声をかけてください」の気持ちが大事

敷地面積がないために、どうしても勾配がきつくなるといったことがほとんどだと思います。そのことを認識した上で、店側が「もし車椅子を利用される方がご来店される時にはお手伝いしますので、お気軽に声をかけてください」となっていれば利用しやすいかもしれません。

しかし、うちはスロープがついているので大丈夫だと言っていて、いざ現地へ行ってみるとかなりきついというケースもあるんです。以前のコラムでご紹介しましたが、「うちはバリアフリーが大丈夫です!」とPRしているところほど、難しいところが多いので困ってしまいます。

勾配の基準は1/12であり、基準を越えるときつくなる

バリアフリー法で言われている勾配は、「勾配が1/12を超えていないか(高さが16cm以下のものについては1/8を越えていないか」というのが基準となっております。この基準を越えると、急な傾斜だと感じてしまうでしょう。

私が体験した中で、ここは明らかにきついだろうと感じた観光地は5つあります。下記の5つの観光地は、あくまでも行くことができないのではなく、自力で行くのは困難であるのと、車椅子を押す人でもかなり疲れると思う基準です。

①三保の松原 ②偕楽園 ③上野動物園(ペンギン前) ④桂浜公園(坂本龍馬像前) ⑤袋田の滝

ただ明らかなことは、①~⑤は歴史的な部分のあるスポットなので、緩やかな勾配に直すことができるか分かりません。今後のコラムでお伝えしますが、歴史的建造物のお寺・神社は、バリアフリーの改修工事ができないものもあります。

昔から存在しているものは変えられないことも・・・

また昔から存在してきたものは、現代に生きる私たちによって、舗装されていない砂利道を舗装道路に変えるべきではないという考え方もあります。私もその点は、やむを得ないと思います。砂利道を舗装道路に変えたら、観光スポットの魅力を感じなくなってしまう場合もあります。

バリアを完全になくすことは出来ない中で、どうやったらバリアをクリアできるだろうか?を考えていくことが大切なことだと思います。人々のちょっとした工夫と心のバリアフリーがあれば、クリアできることも多くあるはずです。完璧を望まないことも重要なポイントです。

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