バリアフリー化の対応において緊急時態勢は大丈夫?

2018.03.24 (土)

バリアフリースタイル代表の白倉です。店舗において緊急ボタンやインターフォンなどの設置をしているところが多いと思いますが、その際すぐに駆け付けることができる態勢になっていますか?定期的に訓練をして誰がどれだけのスピードで対応できるかどうかを確認しておくことをおすすめします。

多目的トイレでピンチになることがある


私は緊急ボタンは数回押したことがあります。1回目は便座から車椅子に戻るときにバランスを崩して、車椅子から落下してしまったときに緊急ボタンを押して、店舗の方々にサポートをしていただいて車椅子に乗り移ったことがあります。

 

2回目はトイレ内でバランスを崩して、車椅子が後ろへ倒れた際に、後頭部と頸椎の間を挫傷して大量の血が流れたために緊急ボタンを押して、警備員の方々に駆け付けてもらい、救急車で運ばれたことがあります。

 

それ以外にも、便座から車椅子に乗り移る際に足元付近に緊急ボタンがあったためにぶつかってしまったことがあります。その際は大急ぎで警備員の方々がいらっしゃったことがあります。こちら側としては申し訳ない思いでいっぱいでしたが、さすがに足元付近の緊急ボタンは、それ以降も誤って押してしまわないか不安になることが多いです。

緊急ボタン・インターフォンのルールを実践しておく


店舗において万全にしておかなければならないのが、緊急ボタンやインターフォンをお客さまが押された場合に誰が対応するのかきちんとルールを決めておかなければなりません。定期的に確認しておかないと、押されても誰も対応できないということにつながってしまいます。

 

実際に上記とは別にトイレの故障により、東京にある大手ホテルで従業員の方がまわりにいなかったこともあり、やむを得ず緊急ボタンを押したことがありますが、10分以上が経過して警備員が駆け付けたケースもありました。もし緊急性の高い状況であったら、救急車の手配などにも影響してしまうことでしょう。

 

だからこそ緊急ボタンを押したときに、誰が駆け付けるのかを明確にしておきたいところです。警備員だけでなく、従業員でも該当場所から近い場所にいる人も対象にした方がいいでしょう。いかにすばやく駆けつけることができるかどうかが大きなポイントになります。

 

そのためにももう一度、店内にある緊急ボタンやインターフォンはどこにつながっているのか確認をした上で、どれだけのスピードで駆けつけることができるのかを抜き打ち検査をすることをおすすめします。私は管理者をしているときに、何度か抜き打ち検査を実施したりしました。優秀な警備員でしたので、1分以内に駆け付けていました。

 

またインターフォンの場合には、音の調整もしておくこともおすすめします。店舗入口に設置した場合は、屋外であることから対応している人の声が聴きとれない場合もあります。駐車場の発券機のインターフォンのほとんどは、音声が聞き取れないケースが多いものです。

緊急ボタンの設置場所は当事者の声を取り入れる


最近では、多目的トイレに緊急ボタンのないところが増えています。先日利用した高速道路のサービスエリアにおいてもありませんでしたので、少しずつ設置しない方向になっているのかもしれません。以前、企業にいたときに緊急ボタンを設置するだけで、数十万の金額が上乗せになる見積書をもらったことがあります。高額であることから設置を見送ってしまうのかもしれません。

 

しかし意外にもアクシデントは起こることがよくあります。そのためにもできるだけ設置をしておいた方がいいと思いますが、設置場所については、私のように誤って押してしまう場所にならないかを確認にしておくといいでしょう。しかも視覚障害者にとっては、洗浄ボタンをはじめとしてある程度統一化を図らないと、ボタンだけがたくさんあるようなことにつながってしまうでしょう。だからこそ当事者を入れた設置場所を決めることをおすすめします。

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