車椅子でも利用したいお客さまの声をムダにしない - 車椅子の目線で伝えるバリアフリースタイル

車椅子でも利用したいお客さまの声をムダにしない

2018.02.06 (火)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。ある日突然の病気・ケガによって車椅子生活になったことで、今まで気軽に利用していたお店でも、店内が狭かったりするだけで、どうしても敬遠しがちです。お店側からするとそういった声に気づきにくいものではありますが、超高齢化社会においては、知らないうちに自然とお客さまの減少になっていくことも考えられます。そこでお店としては、どういったことを工夫していくのが得策なのでしょうか?

ゼロではなく1ヶ所でもあれば利用しやすくなる

飲食店においては、通りがかりにお店をパッと覗いてみると、店内に入った時の待機スペースがないことで「ここは利用できないな」と諦めてしまいがちです。まさに一瞬で利用するかどうかは判断されてしまいます。車椅子利用者にとっては、一般の人と違って、料理のうまさより、利用しやすさが優先するという声が多いものです。

 

先日は、あるお店を利用したときに、店内が混雑していたこともあって、待機スペースが狭いために風除室で待っていました。さすがに風の強い日でしたので、入口のドアが開くたびにヒューヒュー風が入ってくる状態でした。どうしてもスペースをとってしまう車椅子利用者の場所を確保できないことをよく見かけます。

 

対策として考えるならば、電車の中にある優先席や車椅子用スペース(席がない場所)のように、混雑するお店においても優先スペースのようなものを設置することで安心感がうまれます。車椅子利用者が増えている社会の中では、ちょっとした気遣いがお店を利用するカギを握るのではないでしょうか?

 

ちょっとした工夫によって見方が変わってくる

次によくあるのがラーメン屋のように固定席ばかりで席を外すことができないケースです。席を外すことができないために利用するのを控えてしまいます。たった1ヶ所でも席を外せるところがあると食事をすることが可能になるでしょう。

 

パチンコ屋なども入口付近だけが席を外せるようになっているケースが多いですが、1ヶ所でも利用できるのはラーメン屋と違うものの、自分で遊技台を選べないという課題があります。選べないにも関わらず、勝てない遊技台ですと、パチンコの醍醐味を楽しむこともなく、もう二度と来たくないような気持ちになってしまいます。

 

今まで挙げてきたケースは、その後のリピーター化につながりにくくなるでしょう。そこで経営者としてどう感じるかがポイントです。面倒臭い人が来るのなら来なければいいと思うのか、それともお越しいただけるような対応をするのかによって、状況は大きく変わります。

長年愛して下さったお客さまに対してどう思うのかが大事なポイント

ここで想像していただきたいのが、今まで長く利用されていたお客さまが高齢化に伴い、車椅子生活になってしまったものの「もう一度あの店の美味しい料理を食べたい」となったらどうでしょうか?そういった声を無駄にしたくないと思っていただけるとありがたいものです。

 

私のところにそのような意見が多く集まるものの、肝心なお店に対してはなかなか届かないものです。なぜならお客さまは行かなくなった理由をお店には伝えず、知らないうちにドンドン減っていくものです。でも最近めっきりいらっしゃらないお客さまについては、もしかしたら食べたいのに食べに行けないという気持ちをもっているかもしれません。

 

でもバリアフリー化には、お金がかかるのでどうしたらいいか悩むでしょうが、ちょっとした工夫で以前より改善することはできます。行政に相談して補助金制度を利用するのも1つです。まずは利用者目線で考えてみるといろいろなことが出てくるでしょう。超高齢化社会において、馴染みのお客さまを見捨てないことも集客に影響するポイントになるにちがいありません。

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