店舗のバリアフリーはお客さまの声に気づくところから始まる

2017.09.10 (日)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。高齢になって足腰が不自由になったり、交通事故を負って脊髄損傷になったりして、以前の歩けるときには行ったあの飲食店にはもう行けなくなったという声をよく聞きます。飲食店の方々はそういった声をご存知でしょうか?

今までできたことができなくなる辛さ

私の知り合いの方からこんな話を先日聞きました。その方の故郷には地元でものすごく有名な飲食店があり、高校の合格のお祝いで家族で食べに行くくらい特別なお店だったそうです。それくらい家族にとってはお気に入りのお店でした。

 

ところが両親が高齢になり足腰が不自由になりました。その飲食店は1階と2階があるものの、飲食ができるスペースは2階だけで、残念ながらエレベーターがなく階段しかないのです。両親をそのお店に連れて行ってあげたいと思っても行くことができません。

思い出が詰まっているあの店に行きたくても遠ざかる

お父様はそのお店に連れていくことができないまま他界しました。お母様には家族のお気に入りだったあのお店の料理を食べさせてあげたいと思っておりますが、常時車椅子を利用するまでにはなっていないものの、以前に比べて足腰が衰えているので階段を昇ることは難しいとの事。結局、その飲食店からは遠ざかってしまっているという話をお伺いしました。

 

多分地元の方々から愛されているお店なので、その方以外にも、同様な気持ちの方々がいるのではないでしょうか?もしエレベーターや昇降機があれば、車椅子を利用する生活になっても懐かしい味に辿り着くことができるはずです。どうしてそのような声にお店側が気がつかないのだろうか?と思ってしまいます。

お客さまの声にはなかなか気がつかない実態

しかし意外にもお客さまの声というのは、お店側に届いていないのが実態です。例えば、お店のご意見ボックスに投函して下さるお客さまはほんの一部の方々だと思います。また飲食店のテーブルに置いてあるご意見の紙に記入する人もあまり見かけたことがありません。そういったことを踏まえると、意見を言って「なんとかできませんか?」というより、諦める方向になってしまう方が多いと思います。

 

もちろん実際にエレベーターの設置に関してはコスト面があるので難しい場合もあるでしょう。でもその場合はマンパワーで行うことも不可能ではありません。いかにお客さまの困っていることに気がつくことが大事であり、お客さまの声を広く承るような姿勢を出していくことだと思います。

選ばれる店になるためには環境を変えていく

言い出せない環境から言いやすい環境に変えていくのもお店の腕の見せどころではないでしょうか?それがもしかしたら「選ばれる」お店になるためのヒントかもしれません。そうなることで企業側も集客につながり、利用者側にもプラスとなり、きっと人に優しい企業となるでしょう。

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