車椅子ユーザーと気軽にコミュニケーションすることの課題

2017.12.10 (日)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。先日はあるイベントで、障害者スポーツをしているパラリンピアンの講演を聴くことがありました。そこで彼は、障害の有無に関わらずお互いが気軽にコミュニケーションができる社会になってほしいと話していました。観客の方々は彼の話にうなづいていたものの、実際に実践できるのかどうか気になる出来事がありました。今後の店舗におけるバリアフリーにも影響する内容ではないかと思いましたので、今回取り上げてみました。

頭で考えることを実行に移す難しさがある

観客の座っている位置が多少バラバラになっていました。私は一番後ろの列ではないものの、後ろから2列目にいて話をきいていました。話の途中で彼が持参してきたものを、観客の方々に知ってもらいために、まわしながら拝見することになりました。前の列から順番にまわして拝見していた中で、私のところにもまわってくるのか気になっていました。

 

前述にもあるように、彼がコミュニケーションの話をしているので、この場はまさに実践の場のように思えました。私としては、話の通りに実践できるのかできないのかをじっくり観察していましたが、私より後ろの列の人までまわってきたものの、私のところは通過してしまいました。

 

講演の中でコミュニケーションの話をされているにも関わらず、実践できない理由があるにちがいありません。 車椅子に乗っていることで通過してしまうのか?健常者の時代も知っている立場なので、私なりに考えてみました。

実践できない理由があるから実行に移せない

まず車椅子利用者へ気軽に話しかけられない点です。どうしても腫れ物に触るように感じてしまうケースがあります。頭の中では彼の説明を受けているので、障害の有無に関わらず気軽に接しなければならないと思っていても、いざ実践となると経験の浅さからできなくなってしまうのでしょう。

 

次に車椅子利用者はあえてまわす必要ではないだろうと思ってしまう点です。残念ながら同じ立場の人として捉えることができないケースです。このケースでは障害があることで、自分よりも劣っている存在であると勝手にみてしまう傾向があるのかもしれません。

 

その他には、自分の視界に入らない点です。私より前の方は座っていましたが、後ろの方は立っていました。後ろの方からすると、私の存在に気づかなかったのかもしれません。私的にはこの3つの理由を考えましたが、なかなかコミュニケーションをとりにくいことは現実なのかと実感できました。

高齢化社会に伴う接客応対は大きな課題

今後は店舗におけるバリアフリーを考える上で、高齢のお客さまをはじめいろいろな人が車椅子を利用されるでしょう。来店されたときに、どのように接客応対できるかが重要なテーマになっていくにちがいありません。その際に上記にあげたような理由から対応できないと、車椅子を利用されるお客さまの満足を提供することはできなくなってしまいます。

 

世の中がバリアフリー化に向けて徐々に進んでいく中での大きな課題です。まずは自分自身の既成概念を取り除くことからはじめる必要があります。日常生活の中で障害の有無に関わらず、人の困っていそうなことに気がつくことができるかがポイントであると思います。相手を思い遣る気持ちを持つことができることがきっかけにつながっていくことを願っております。

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