病院食の味の格差によって入院がストレスになる理由

2017.11.14 (火)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。最近は学校給食のまずさから食べ残しが多いといった問題がクローズアップされております。学校給食の課題だけが注目されますが、病院の食事についても気になっています。脊髄損傷などで長期入院しているとどうしてもマンネリ化した病院食に飽き飽きすることもよくあるものです。しかし病院食も病院によってものすごくレパートリーが異なることもあり、ぜひとも病院食についても、患者さんの気持ちを考えたものに変わっていくことを望みます。

長期入院では病院食が耐えられなくなる時が来ることも

私自身、20年前に長期で入院生活をしていました。交通事故~入院~リハビリ~退院に至るまで1年1ヶ月を要しました。3つの病院を転院しましたが、病院における食事メニューの差がありました。その後、胆石で入院した時や身内が入院したときの食事にも病院によって大きな差を感じたものです。

 

長期入院していると1日の楽しみは食事ぐらいになります。私が入院していた病院におけるある日のメニューは、ご飯とキャベツの千切りとパッとしないおかず1品だけといった形でした。治療食ではないものの、見た目でワクワク感を感じさせない献立でした。はじめの頃は我慢しながら食べていましたが、徐々に耐えられなくなりふりかけや味付け海苔を使いました。

 

それでも3ヶ月以上続くと身体が受け付けなくなり、売店の弁当や病院のレストランを利用することもよくありました。ところがビックリしたことがあります。次に転院した都内の某病院ではいきなりチャーハンが献立に出てきました。ビックリして「えっ、こんなの食べていいんですか?」と思わず看護師さんへ発してしまいました。

 

その病院には2ヶ月間入院しましたが、その前に入院していた頃と違い、抜け駆けして弁当やレストランを利用するようなことは1度もありませんでした。病院食が本当に美味しかった記憶があります。そのため無駄な間食や食事をとることがなくなり、1日に3回出てくる食事がとても楽しみでした。ストレスもなくなります。まさにいいことづくしでした。

病院による味の格差が激しいように感じる

最近うちの母が入院した病院では、病院の掲示板で食事調査結果を掲示されており、わが病院の食事はものすごく評判がいいんですと豪語しておりました。ところがいざその食事を見ると「えっ、なにこれ?」って思えるほど寂しい食事でした。同室の方々も満足されていない様子でした。病院の掲示板に書かれている内容は本当なのか疑問視してしまいました。

 

もちろん病院でも治療食を食べなければならない方もいますので、美味しく食べられないケースもあると思います。それでも入院という辛い状況下では、1日の楽しみは食事ぐらいかもしれません。そんな食事が見た目・味で残念だったらストレスになってしまうでしょう。

 

テレビで先日報道されていましたが、週末の土曜日だけは患者側が要望できるシステムを導入していました。そこには普段味わうことのできないような創作料理のものまで対応しておりました。少しでも患者さんを喜ばせてあげたいという思いによるものでした。ストレスの感じる入院生活の中で少しでもおいしい食事にありつけることが、リラックスできる要因なのかもしれません。

ストレスを軽減させる入院生活をしたい

治療することが優先事項であることは間違いありませんが、治療が素晴らしいから入院生活は我慢しなさいというような時代ではないように感じてなりません。ストレスを軽減させる入院生活になることが、大きな手術を控えていても気持ちを落ち着かせることができるのではないでしょうか。

 

一般的にある病院の手術数ランキングのように「おいしい食事を出す病院ランキング」などがあったら、入院する人の見方も変わってくるのではないかと思っております。入院していると1日の楽しみは食事ぐらいになるものです。少しでも入院のQOL(生活の質)を上げていくことをお願いしたいものです。

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