車椅子のバリアフリーにおける最低限の知識は身につけておく

2018.08.19 (日)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。

 

もしお客さまから

「あなたのお店はバリアフリーですか?」

と電話での問い合わせがあったときに、

あなたならどのように答えますか?

 

今後は車椅子利用のお客さまが

増えていく時代ですので、

まちがいなく想定される質問になるでしょう。

 

そのときにきちんとお客さまに対して、

具体的に答えることができるお店が信頼されますが、

残念ながら分からないからと言って、

テキトーな回答をしてしまうと一気に信頼を失います。

 

ところが実はテキトーな回答をされることは、

よくあることなんです。

 

私は車椅子利用者なので、

とんでもない回答が返ってきたことがよくあります。

そして実際に現地に行ったら

どうしようもないほど

バリアだらけだった経験もあります。

 

段差・通路・トイレ・駐車場の4点が大半

 

まずテキトーな回答になってしまうかと言いますと、

車椅子利用のお客さまのことを

全く知らないことが挙げられます。

 

「車椅子に乗った経験がないから知るはずはない!」

とおっしゃるかもしれません。

 

気持ちはよく分かりますが、

今後のことを考えれば

ぜひとも知っておいたほうが、

確実に役にたつでしょう。

 

今からでも全く遅くありません。

むしろ気が付いたことがラッキーでしょう。

 

多くの質問は、車椅子利用が可能かどうかとなると、

入口は段差か階段かという点です。

 

1段であれば1名のサポートで可能ですし、

2段~数段であれば、人数が4人確保できれば

マンパワーでの対応はなんとかなると思います。

(※但し、重量のある電動車椅子の場合は、

状況により難しい場合もある)

 

 

次に店内の通路ですが、

車椅子の幅である60~65㎝にプラスして

20㎝くらい確保できていることが

最低条件となるでしょう。

 

そしてテーブルの板と床との間が65㎝以上あれば、

テーブルの下に車椅子のまま入ることは

可能になるでしょう。

 

あとは車椅子で利用可能な多目的トイレの有無や

車椅子への乗り降りできる

駐車スペースの確保などができれば、

利用することは可能になるはずです。

 

もちろん鉄道・バスなどを

利用されるお客さまであれば、

駐車スペースの確保は必要ありません。

知らないのであればその場で安易に答えない

このような知識をもとに話すことで、

相手のお客さまと会話ができるでしょう。

ただそれでも分からないことは

たくさんあるにちがいありません。

 

当然、場数を重ねるとともに

知識が増えていきますが、

知らないからと言ってテキトーに

「多分、大丈夫だと思いますよ」とか

「何とかなるでしょう」

というような表現は使わないことです。

 

もし知らなければ、

一旦ご要望をお聞きした上で、

再度店内を調査して

折り返し対応することが望ましいものです。

 

 

せっかく利用したいと思って下さるお客さまは、

まちがいなく大事にしたいものです。

 

もしかしたらこの世の中で

バリアフリーの少ない状況下では、

あなたのお店だから

何度もリピーターになってくれるかもしれません。

 

そこには家族・友人・同僚など

大勢が集まることもよくあります。

そのためにも今のうちに

どうすればきちんと回答できるかの

ノウハウをつけておくことをおすすめします。

 

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