火災・地震発生時の車椅子利用者への避難・誘導の心がけとは?

2017.09.03 (日)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。私はショッピングセンターで人事総務課長を経験した中で、年に2回の防災訓練を計画・実施しておりました。その際に今でも気になるのが車椅子利用者への避難・誘導です。エレベーターが停止した場合は、どうやって避難していただくのかを日頃から想定しておくことです。

 

売場やバックヤードの通路幅の確保がなければ逃げられない

まず店舗内における通路幅がきちんと確保されていることです。よく見かける光景は商品を陳列するワゴンなどを通路の中央に置いています。通常時においても車椅子が通れる幅は確保されているでしょうか?車椅子の幅は最低でも60cmです。この幅がないと通常でも車椅子が通ることができません。

 

次にバックヤードの通路幅です。必ずしも避難誘導経路が売場だけとは限りません。場所によっては売場で火災が発生したらバックヤードを通らざるを得ません。でもバックヤードは店舗を運営していた経験上、通常でも人と人がすれ違うのが厳しい位の店舗をよく見かけます。そのような状況下においては間違いなくスムーズに避難できません。

 

停電になることも想定しておく

さらに懸念されるのが停電です。非常灯しか点灯しないような事態になった場合は、先ほどの人と人とがすれ違うことすら厳しいで避難すれば、転倒して大けがに繋がる可能性もあります。そして非常扉の前には絶対に物を置かないことや非常口前の通路もきちんと空けておくことも大事な項目です。

 

こういったことをきちんと実施するためには、日常におけるバックヤードの定位置管理と整理整頓が必要になります。そんなの簡単ではないという方がいますが、事故が発生することを前提にすべきです。その前提に難しいとすれば、バックヤードの在り方や在庫管理の在り方を変える必要があります。

 

なぜならこれこそ5Sにおける「躾」の部分になります。従業員全員に「事故の発生を常に想定しておくことで使用したら必ず定位置に戻す」という行為を周知・徹底・継続させていくのがチームリーダーとしての責務になります。

 

そしてエレベーターが使用できない状況可では、どうやって避難・誘導させていくかも想定しておくといいでしょう。階段を持ち上げる際にはどうしたらいいのか?最低4人の人手を確保にはどうしたらいいのか?そういった決め事も必要になります。

最近話題のJINRIKIがあれば車椅子利用者の避難にも使える

重要なのはいざ地震や火災が発生した場合に、障害をお持ちのお客さまを含めて誰もがきちんと安全な避難ができることです。これには企業側に責任問題が発生します。そのためにも普段からできる状態にしておくことです。

 

さらに最近ではJINRIKIというけん引式補助器具があります。車椅子に取り付ければ人力車のように引っ張ることが可能です。これは避難・誘導時に活躍するアイテムです。車椅子の一番の難点は前輪キャスター部分です。前輪キャスターは障害物があったりすると進むことが出来なくなります。JINRIKIを取り付ければ前輪キャスターは使いませんので安全です。

最近は毎年どこかで大災害があるので見直しが必要

こういったアイテムを活用することにより、車椅子利用者の避難・誘導をしていくことが大勢の方がいる商業施設などでは重要なポイントになると思っております。最近は、毎年どこかで大きな災害が発生しておりますので、防災訓練の重要性を図る時期にきているのではないでしょうか?

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