車椅子の段差をクリアするのはこころのバリアフリー

2017.03.07 (火)
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。最近、いろいろな人とお会いするとよく聞くのが「車椅子に乗っている方と一度も話した経験がないんです」とよく言われます。でも最近は、意外と街中で車椅子に乗っている方を多く見かけます。なぜ何だろうか?

車椅子を利用されている人がいるのに気がつかない現実

私は車椅子生活になって20年が経過しました。交通事故に遭う前は、一般の方と同じ健常者でした。私が勤めていた総合スーパーでは、所属している農産売場の近くに身障者用トイレがあったにもかかわらず、私は全く気が付きませんでした。

本当に情けない話です。当時は現在のように車椅子に乗った方が少なかったのかもしれません。それでもお店には何人かお越しいただいていたはずです。それでも当時の私には全く見えていなかったんです。

車椅子を利用されている人を見かけないのではなく気がつかない

最近のテレビ番組のCMで見かけたことがあるんですが、「アマノ」のCMをご存知な方は想像してみてください。普段、車椅子を利用されている人を見かけないという人は、このCMと似たような光景だと思います。

女優の清野菜名さんがアマノの機械に見立てています。清野さんが一生懸命仕事をしても誰も気にかけてくれません。気が付かないんです。とてもかわいそうになるCMですが、実際に車椅子を利用している方が街中にいても全く気が付かないんでしょう。

私はその光景をよく感じるのが、サラリーマンの多い場所です。エレベーターを待っていても、我先に乗り込もうとするんです。車椅子の利用者やベビーカーの利用者がいるとかは全く目に入らないんでしょう。

困っている人を助けると人は自然に幸せになる

でも人は何かのきっかけがあれば変わるはずだと思います。私は最近都内に出向くことが多い中で、目的地の入口に大きな1段の段差(15センチクラス)があるのをよく見かけます。私自身では乗り越えることができません。

仕方がないので通りかかりの男性を探します。はじめは何で私に声をかけるの?という唖然とした顔をしておりますが、「段差を上りたいので後ろから押していただいてよろしいですか?」とお願いすると誰もが気持ちよく対応してくれます。ここで断られたことはありません。

私は本当に嬉しいので「とても助かりました」と声をかけます。そうすると誰もが本当に嬉しい表情をされているんです。この表情は何とも言えないさわやかでもあり、自然な笑顔なんです。

お手伝いをした方は、街中には車椅子を利用されている方がいるというのをインプットされたと思います。多分、街中で困っている人がいたら「お手伝いいたしましょうか?」と声をかけるかもしれません。

きっかけさえあればきっと変わるはず

大事なのはきっかけなんです。きっかけがなければまわりに車椅子を利用されている方がいても気がつきません。困っている人がいても素通りしてしまうでしょう。でも街中にはいろいろな人がいるんです。

残念ながら忙しくガツガツしていると何も見えてこないでしょう。この世の中は共生社会です。困っている人がいればお互いに助けることで、感謝を頂き、自分が幸せになれるんです。

ハンディキャップのある車椅子ユーザーの私であっても、困っている人がいたら助けたいという気持ちはいつも持っています。周りをみると困っている人がたくさんいます。もっと俯瞰して物事を見てはいかがでしょうか?きっと自分自身が幸せになれるはずです。

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