相手がいる仕事は戦術を考えて臨むとスキルアップにつながる

2017.07.22 (土)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。仕事をしていると、自分自身で完結できる仕事もあれば、他の人からの回答を待たなければならない仕事も出てきます。いくら自分が頑張ろうとしても、相手が応えてくれないという悩みが出てくるものです。ではどうしたらいいか?

相手がいる仕事は自分のペースだけではうまくいかない

私は入社時は農産売場(野菜・果物・花)の担当者でしたが、車椅子生活になってからは配属先が後方のスタッフ、つまり事務職になりました。事務職になると売場の課長や主任に対して、情報を発信したり、回答をお願いしたり、書類の回収をしたりしなければなりません。

そういった仕事は相手がいる以上、スムーズにいくとは限りません。人によってはすぐに回答が返ってきたり、書類の返却が早かったりする人もいますが、そうでないケースも多くあります。

早い分にはいいのですが、遅い場合は自分たちの仕事にも影響します。自分たちがその後本部へ報告をしなければならない場合には、次に責められるのは自分たちです。本部からは「なぜ遅いんだ!すぐに提出しろ!」と怒られることもあります。

職場環境が悪化していく状態は避けるべき

こういうことが続くと、「自分たちが遅くしているわけではないのに、あの課長・あの主任が遅いためになぜ俺らが怒られなければならないんだ」と腹立たしくなります。年中続くと怒りの矛先を回答が遅い課長・主任に向けられます。

それでも場合によっては、回答が遅い課長・主任が逆切れすることもあります。「俺らは忙しいんだよ。事務職は暇だからいいよな」というような暴言になる場合もあります。こうなると全面戦争です。社内の職場環境は最悪な状態です。

「~してくれない」と嘆くことが多くなりがちですが、残念ながらそれでは自分の仕事のスキルが向上できないでしょう。ここでのポイントは「どうしたら回答が遅い課長・主任のレスポンスを早くするか」です。決してあきらめることはありません。

仕事をスムーズにするための3つのポイント

情報を発信する側は事務職側にあるはずです。1つ目は行動計画を逆算して決めることです。いつまでに回答を欲しいからいつ発信するかです。これが出来ないと全く進みません。すべての業務は逆算して決めるくせをつけるといいでしょう。

もし回答自体が遅くなりそうな職場環境であれば、本部に報告するかなり前に回答期限を設けておけば、もしその期限までに回答が揃わなくても、残りの日数があるため余裕が持てると思います。

2つ目は明らかに遅い課長・主任をマークしておくことです。私的にはレスポンスが遅い人は何をやっても溜めるクセがあります。明らかに自転車操業的な仕事をしています。他の人より何度も接触しておく必要があります。そして自分が発信したものが重要案件だということを感じてもらうことです。

3つ目は非協力的な課長・主任への対応です。これが一番厳しいポイントです。先ほど述べたような俺らは忙しいだよのタイプです。真っ向から攻めると絶対に逆切れどころか喧嘩になるケースが多いです。意外とこういった人への対応で苦しめられるのがほとんどかもしれません。

「あの人が転勤したらいいのに・・・」とか話題に上がることがよくあるものですが、そういった人が残念ながらなかなか転勤しないものです。ではどうするか?

時には相手の仕事を認めてあげて距離を縮める

ポイントは相手の仕事を認めてあげて、自分との距離を縮めることです。褒められるとどんな人でも嬉しいものです。非協力的な人ほど、意外と仕事に燃えて一匹狼のようになっています。そこで距離を縮めれば、不思議と仲良くなるケースも出てきます。そうなると逆に回答がものすごく早くなったりします。

あくまでも「~してくれない」と考えるのではなく、どんな時でも戦術を決めて臨むことが大切です。かつての私も「~してくれない」と考えていました。ただある時の上司が「回答が遅いのはお前の責任だ」と言われました。カチンとムカつきましたが、その時に目覚めたのです。

それ以来、どんな仕事をするにも戦術を考えていくタイプになりました。どうしたら仕事がうまくこなせるかを考えることで、厳しい仕事でも立ち向かえるものです。すべては自分事として捉えることこそが自分の仕事のスキルアップにつながると思います。

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