車椅子利用者の目線に合わせたバリアフリースポット情報とは

2018.01.03 (水)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。全国のバリアフリースポットを調査してきましたが、最近はいろいろなスポットの情報が多くなり、多目的トイレの有無・身障者用駐車スペースの有無も目的地のホームぺージに掲載されるようになってきました。車椅子ユーザーとっては、とてもありがたいことですが、車椅子ユーザー当事者の目線による情報があるとより利用しやすくなると思っております。

多目的トイレや身障者用駐車スペースの有無の他に知りたいこととは?

ではなぜそう感じてしまうのでしょうか?「多目的トイレや身障者用駐車スペースがあれば大丈夫なのか」というポイントです。例えば、路面が石畳ならばどうでしょうか?見た目では分かりにくい急勾配の場所があったりするどうでしょうか?これらの課題があったとしたら、車椅子ユーザーにとって適切なバリアフリースポットとして呼べるのかというと難しくなります。

 

ある人気のアミューズメントスポットでは、入場口手前から石畳が敷き詰められています。走行すると車椅子の前輪がはまってしまうため、車椅子がロックされてしまい、前方へ身体だけが投げ出されてしまう危険性があります。

 

そのため入場すら怖くてできなかったことがありました。もちろん前輪部分のタイヤが大きいものであったり、JINRIKI(車椅子けん引装置)を用意していればクリアできるのでしょうが、大半の車椅子ユーザーにとっては、厳しいスポットになるでしょう。

 

ある有名な名所では、入口からひたすら登り坂が続きます。かなりの急勾配になっており、車椅子アスリートのような方でなければ自力で上りきることができません。以前にもお伝えしておりますが、バリアフリー法の基準からしますと、1上がるのに12の長さが必要になります。その基準より距離が短くなると、自力で上がるのは難しくなりますし、介助者がいた場合においても、数百メートルの上りが続きますのでよほどの体力が要ることでしょう。

 

私が訪れたのは10年以上前ですが、一緒に行った友人が目的地まで車椅子を押してくれたのでなんとか行くことができました。私の体重も今ほど太っていなかったことと、介助してくれた友人もまだ30代だったことも行くことのできた要因です。でもそんな状況下でクリアできたようなスポットは、バリアフリーと言えるかと言えば「NO」です。

当事者の声・画像・動画などを掲載することで利用者目線になる

そこで述べたい重要なポイントは、多目的トイレや身障者用駐車スペースがあることの他に、利用した車椅子ユーザーの意見をホームページにそのまま反映することで、路面や勾配の課題なども十分に参考にできると思っております。また課題の部分については、画像もしくは動画が掲載されているとより分かりやすくなるでしょう。

 

そのため利用者目線による情報の発信があると車椅子利用者にとっては助かる情報になります。逆に車椅子目線から判断しないと、多分大丈夫だろうと思っていてもそうでないことが多くなりがちです。一般の人の目線ではなかなか分かりにくいのはやむを得ないと思います。

 

バリアフリースポットとして今後多くの車椅子利用者、いわば超高齢化社会における人口増を考えると、該当施設に利用する人も比例して増えていくことが集客アップにつながります。当事者の声、画像、動画などをホームページに入れるだけで、一般の人のように気軽に行ける場所の少ない車椅子利用者にとっては、最高の情報になることはまちがいありません。

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