車椅子生活を満喫するにはネットのバリアフリー情報が欠かせない

2017.12.20 (水)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。ある日突然の病気やケガによって車椅子生活になっても、健常者だった頃のように楽しんで暮らしたいという気持ちはもっているでしょう。でも実際には世の中にあるバリアを目の当たりにすると、我慢する生活が多くなり、ネガティブな気持ちへと変わっていきます。今まで楽しんだ場所・美味しかったお店など「できない」と思ってしまい、ふさぎ込んでしまうことはよくあります。そんな厳しい状況の中でも外に出ることをやめてしまうのは、さらに世間から遠ざかってしまう可能性があります。だからこそ外へ出るしかないと思っております。

ブログの流行によりバリアフリーの情報が増えていった

私は車椅子生活になって20年が経ちましたが、世の中は大きく変わっていきました。その大きな要因は、インターネットの世界によるものです。2000年以前は、バリアフリーというキーワード自体がほとんど日常的ではなかったために、バリアフリースポットをネットで探しても公共の施設などしかヒットしませんでした。遊びに行きたいと思って探したのに、病院・市役所・公民館の情報しか手に入れられないので、全く参考にならないといったもどかしさを感じていました。

 

2000年頃になるとインターネットでバリアフリースポットを検索すれば、以前とは違って楽しめるスポットが少しずつヒットするようになったものの、依然として情報量は少なかったことを覚えています。手当たり次第に現地に行って、運が良ければ利用可能ですし、運が悪ければ諦めて別のスポットを探すようなこともありました。そういった中で2005年頃から「ブログ」というSNSが流行り出しました。これがバリアフリースポットの情報量において、今まで以上に大きく影響しています。私もあることをきっかけにブログによる発信をすることになりました。

 

車椅子生活になって初めての宿泊旅行で体験した出来事です。リハビリ時代の友人が伊豆にある病院に入院していたので、見舞いに行く事になりました。当時は茨城から伊豆に直行で行く体力がなかったことから、横浜のホテルに1泊してから向かうことになりました。

 

そのホテルにはバリアフリールームがあるという情報を聞いていたので、事前に予約をして行ってみたところ、バスルームとトイレの入り口には10センチ以上の段差があり、車椅子の幅(約60㎝)よりも狭い幅で車椅子での利用は完全にできないものでした。まさに単なる広いだけの部屋でした。フロントに「何とかなりませんか?」と尋ねたところ、「我慢して下さい」という言葉が返ってきました。

 

せっかくの旅行が台無しになった気分でした。でも当時は、バリアフリールーム自体が少なく、そのホテルに代わるバリアフリールームを持っているホテルは皆無でした。仕方がないので、一晩そのホテルで泊まることにして、風呂には入らず、トイレは自分が飲んでいたペットボトルの空容器を使って乗り切りました。この辛い出来事こそが、バリアフリーのスポットを調査するきっかけになりました。

ホテルでの出来事から私も発信する側に回っていった

情報が少ない状況下において、車椅子ユーザーが自分自身で体験したバリアフリースポットを発信していくことが、車椅子ユーザーのためになるのではないかと考えました。そこから私自身が発信する側に立ちました。2005年から12年間、バリアフリースポットの情報をほぼ毎日更新し続けました。

 

私のブログは世間で言われるような人気のブログではありませんでしたが、私のブログを読んだ車椅子ユーザーから旅行の質問がきたり、感謝の言葉を頂いたことによって、微力ながらも自分のサイトが活用されていることに嬉しさを感じました。最近は、バリアフリースポットの発信はお休みしておりますが、バリアフリーや車椅子生活にについて多くの方々に少しでも興味をもっていただきたい思って、毎日コラムを発信しています。

 

現在はネットによって、いろんなスポットが分かるようになってきております。まだまだ万全とは言えないですし、業界によっては積極的なところと、消極的なところがありバリアフリーの情報には大きな開きがあります。それでもネットの情報を頼りに外出してみることで、いろいろと分かってくることがあります。

ピンチはチャンスに繋がって自分自身を成長させてくれる


もちろん一般の人とは違って、たまにはアクシデントもあるでしょう。そんな時でもアクシデントをどうやって乗り越えるかによって、自分自身を成長させることに繋がっていくと思っております。まずは外に出ることから始めてみませんか?普段とは違った風景を見ることでいろんな発見ができるようになるでしょう。それを積み重ねるときっと車椅子生活になっても楽しいライフスタイルを満喫できるようになると思っています。

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