日本の車椅子利用者に対する見方は発展途上の環境が続いている

2017.10.31 (火)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。今からちょうど50年前の日本における車椅子生活環境を最近知ることができました。当時から欧米諸国から比べると車椅子ユーザーに対する見方は、かなり遅れているものであったことが分かりました。実際には一体どういう点が遅れているものであったのでしょうか?

50年前の環境を振り返っても日本は遅れていた

今から約50年前に開催された東京パラリンピックにおいて、欧米などの先進諸国に比べてほとんど入賞することができなかったようです。車椅子ユーザーに取り巻く環境が日本と欧米諸国では全く違う状況のようで、生活スタイルだけでなくパラリンピックに出場する環境も違っていたことに驚きました。

 

海外のパラリンピックの選手は、大会終了後に観光やショッピングに出かけたり、銀座に飲みに行ったりするような環境だったことに対して、日本のパラリンピックの選手は、入院先の病院に戻るといった状況だったそうです。まさにアスリート対リハビリ中の患者といった構図なのかもしれません。

 

またアメリカの選手は職業でも弁護士や会計士だったり、車椅子ユーザーでも社会への受け皿がきちんと対応されておりました。その点、日本においてはどうでしょうか?最近こそようやく職業選択ができるようになってきたものの、未だに企業では障害者に対する見方がアメリカのようにはなっていないのが現状です。企業においては、障害者を雇ってあげているという気持ちが大きいように思えます。まだまだ見方そのものに遅れています。

障害者は保護すべき存在という考えが根付いている

なぜなら日本においては、障害者は保護すべき存在であるという考えが根付いています。保護すべき存在が働くのはどうかという考えがありました。だからこそ障害者はかわいそうな存在であるから助けなければいけないという発想になってしまうのかもしれません。

 

最近になってNHKのテレビ番組「バリバラ」で「感動ポルノ」という言葉を通して、障害者に対する見方を変えていく活動がされております。ようやく日本の考え方が変わりつつありますが、学校教育などで障害者に対するきちんとした教育が行われなかったことを考えると未だに発展途上と言わざるを得ません。50年経った今でも時代遅れの考え方が浸透しています。

 

あと3年で東京オリンピック・パラリンピックが開催されますが、現時点では「こころのバリアフリー」という点で課題が多い状態です。困っている人を見ても見て見ぬふりをする人や平気で身障者用駐車スペースに駐車する人など多いのが現状です。日本人として障害者と健常者との共生社会を考えていく必要があるように思えます。

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