車椅子ユーザーが都内に行く場合の駐車場探し

2017.08.24 (木)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。週に数回東京へ出かけますが、ほとんどがマイカーで行きます。行き慣れた場所であれば問題は少ないのですが、初めて行くにはものすごく不安があります。そこで私の視点からですがどういった部分が不安なのかご紹介します。

都内の身障者用駐車スペースを探すのにはS-parkが便利

まず身障者用駐車スペースの有無をS-parkというHPで調べます。東京の駐車場はかなり網羅されていますが、一部ホテル・ビル・ショッピングモールの駐車場は掲載されていません。でもかなりこのサイトは検索するのにものすごく役に立ちます。(但し、使えるのは都内のみ)

 

それでも実際に「身障者用駐車スペース」の有無を検索をすると、かなり少ないことは分かります。残念ながら見つからないことがほとんどです。そこで今度はGoogle Earthのソフト(無料)を利用します。空から見た駐車場のレイアウトを確認することができます。

 

もし運転席の右脇にスペースがあったら、身障者用駐車スペースがなくてもとめることが可能です。但し、当日空いていることが大きなポイントであり、屋内の駐車場は探せないのも辛いところです。もともとそのような機能ではないのですから仕方がありません。

 

そこでさらに調べるならば、目的地周辺のビルにある駐車場へ電話したり、HPのお問い合わせ欄に入力をして送信します。意外と検索して出てこなかった駐車場に、身障者用駐車スペースがあったりすることも珍しくはありません。なぜ公開していないのかが逆に気になります。

目的地周辺の3ヶ所くらいは事前調査しておいた方が無難

実際に行くとなると目的地周辺の3ヶ所ぐらいは、事前調査をしておきます。なぜなら目的地周辺で見つからないとものすごく焦るからです。時間に間に合わないかも…と焦ることもよくあります。だからこそいくつかの候補地は調べておくといいでしょう。

 

ところがここまで調べていてもダメな場合があります。地形については分からないのです。実際にあった例ですが、原宿周辺は土地の起伏が激しくて、目的地周辺の駐車場が高台にあったりします。そうなると車椅子で駐車場から移動することが困難になるととめることができません。

 

もちろん私のような障害者は、公安委員会発行の駐車許可証ももっていますが、残念ながら都内の狭い道が影響していたり、建物の前だったりすると気軽にとめることができないので私はあまり使用しません。友人から聞いた話ではとめていたら近所からクレームが来たということもよくあるそうです。

 

さすがに法律上で認められているとはいえ、人の家の目の前にとめることは難しいですね。それほど東京の土地には余裕のある場所がありません。また道幅も狭いのでとめることで迷惑が掛かってしまう恐れもあります。

どうしてもダメなら車は諦めて電車に切り替えるのも策

先ほど述べたような目的地周辺の3ヶ所がダメだったり、初めから確保することが難しい場合は、電車へ切り換えます。都内の駐車場にとめてから電車に乗るパターンもありますし、地元の駅にとめてから電車に乗るパターンもあります。

 

私は上記のようなやり方で東京方面に行く場合の駐車場を探しています。少しでも気軽にとめることができるには、一般用の2台分を使わせていただけるなどがあったら嬉しいものです。身障者用駐車スペースの稼働状況が気になるのであれば、そういった方法も企業側の視野に入れてみるのはいかがでしょうか?

S-Parkのホームページは⇒こちら

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