車椅子でも利用できるバリアフリーの優先順位とは? - 車椅子の目線で伝えるバリアフリースタイル

車椅子でも利用できるバリアフリーの優先順位とは?

2018.04.10 (火)

バリアフリースタイル代表の白倉です。店舗等におけるバリアフリーの設備面について考えてみたいと思います。まずは、店舗・サービス業といえども、各業種に応じて必要不可欠となる設備面を洗い出すことから始めてみてはいかがでしょうか?そこには利用者目線による優先順位が必要となります。駐車場・トイレ・通路・段差解消全てにおいてバリアフリー化にされるのは嬉しい限りですが、コストの増大につながり、誰も利用しない宝の持ち腐れのようなことが起きないとも限りません。

確実に利用できる安心感が選ぶ候補になる

車椅子利用者の立場からすると、確実に利用できる大型商業施設へ行くケースが多くなる傾向があります。その理由はバリアフリー情報の「見える化」であったり、大丈夫だろうという安心感から生まれるものです。 大型商業施設の場合は、利用する人も様々ですから、完全に近いバリアフリー化になっていることがほとんどです。

 

ではロードサイドにある飲食店への利用については、残念ながらバリアフリー化が進んでいないことが多く、多分利用できないのでは?という不安感から敬遠されてしまいます。わざわざ現地へ行って確かめてみるといった行為にはなかなかならないものです。あくまでも確実を望むと思います。

 

だからといってロードサイドにある飲食店は、車椅子利用者の候補に挙がらないかと言うとそうではありません。上記のような安心感があるお店である居酒屋レストラン「とんでん」などは、看板に国際シンボルマークである車椅子のマークが掲示されていることで、利用できるだろうと認識できるにちがいありません。

業種によってバリアフリー化の優先順位は異なる

では車椅子利用者が行く基準とは一体どういったものなのでしょうか?極端なことを言えば、どんなにおいしい料理を提供しているお店でも入口からバリア(段差・通路幅の狭さなど)が見えてしまうと、車椅子利用者は敬遠してしまいます。同じ車椅子の友人に聞いても、まず第一は車椅子でも利用することができることが優先事項になると申していました。

 

もちろん完全なバリアフリー化ではなくても、車椅子でも利用できる環境にあれば、お店を利用したいという気持ちをもっているのも事実です。例えば、多目的トイレにおいてですが、本来は設置していただいたらありがたいものの、滞在時間が長くないお店であれば、必要不可欠なものではなくなります。つまりトイレが利用できなくても、入口の段差解消や店内の通路幅などがきちんと整備されていれば、車椅子利用者にとって行きたい候補になる可能性があります。

 

駐車場面においても、本来であれば身障者用駐車スペースの設置が望ましいのですが、駐車スペースの数が多くない店舗においては設置することが難しくなるでしょう。利用されなければいつも空いているスペースになりますし、一般の方が利用していたらクレームが来る可能性も否めません。その対策としては、店舗側が事前連絡をしていただければ、駐車スペース2台分を確保するといった形でも対応可能になります。

必ず「見える化」だけは忘れてはならない

そういったことを踏まえて、何が優先順位なのかをきちんと考えていくことが、お客さまに喜ばれるポイントではないでしょうか?少ないコストでも大きな効果を発揮させるためには、利用者の目線で判断してみてください。できれば車椅子利用者に確かめてもらうといいでしょう。そして最後に忘れてはならないのが、ホームページや入口におけるバリアフリーの見える化です。せっかく工夫しても気づかれないのでは全く意味がありません。どうやってPRしていくのかが大きな課題になるでしょう。

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