お客さまが倒れたときの迅速な対応はできますか?

2018.07.01 (日)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人 バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。お客さまが急に具合を悪くすることもある中で、あなたのお店で誰か倒れたときに迅速な対応はできますか?今後はお年寄りが増えていく時代ですし、もしあなたのお店が車椅子でも入れるお店であったら、十分気をつけておく必要があるでしょう。

お客さまのSOSにすぐ対応できるか?

「車椅子に乗っている人 = 歩けない人」というイメージだけをもっていらっしゃるとしたら、懐かしいアニメ「アルプスの少女ハイジ」だったり、古いドラマを見すぎていらっしゃるのかもしれません。というのは、以前はなぜ車椅子生活をしているのかを伝えない番組が多かったように思えます。なぜなら気合・根性がないから立つことができないというような間違ったシーンを何度も見ることがありました。

 

でも実際は明らかに違います。高齢になって車椅子生活をしている人もいますし、生まれた時から脳や骨の病気で車椅子生活をしている人もいます。またある日突然の事故や病気で脊髄の損傷や病気になってしまい車椅子生活をしている人もいるでしょう。主に身体に麻痺があったり、力が入らないといった理由で車椅子生活をせざるを得ないのです。

 

そのため身体の麻痺の部分から、他の病気を抱えている人も少なからずいらっしゃいます。それがトイレなのか店内なのか分かりませんが、人によってはアクシデントが起こる場合があります。また車椅子からトイレに乗り移る際に、タイミングがずれて、身体が落下してしまうアクシデントもあるでしょう。そういったときに、お客さまのSOSをすぐに察知して、救急車を呼べるかどうかなどが重要なポイントではないでしょうか?

アクシデントでも迅速な対応ができるお店にしたい

しかも丁寧で迅速な対応ができるお店こそが、本当の意味での人に優しい店であり、安心できるお店ではないでしょうか?でも意外に緊急時にどのように対処したらいいのか分からなくなるのが、ほとんどの場合です。

 

まずはお店には軽いけがなどの場合に対応する救急箱は備えていますか?緊急で対応しなければならないときに救急車、近隣の病院の電話番号は控えておりますか?救急車が到着するまでに、お客さまが横になるようなスペースはあるでしょうか? などある程度普段からの想定訓練をしておくといいでしょう。

 

私はサラリーマン時代にお客さま、従業員、取引先様が急に倒れる、ケガをするといったアクシデントが幾度もありました。もちろん迅速な対応ができるように、従業員・警備員とともに何度も練習をしましたし、ケガにおいては、当店の過失がないように、未然に事故につながりそうな危険個所は、修繕したり、置き場所を変えるなどの指示もしていました。

 

大事なポイントは、日頃から在籍しているお店の従業員の誰もが対応できるようにしておく必要があるでしょう。お客さまに対して丁寧な対応ができるようになると、お客さまのためにどうしたらもっと快適なお店になるかのアイディアが湧いてくるでしょう。そしてバリアフリーへの考え方もより一層進んでいくにちがいありません。

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