車椅子に乗る体験を通して今までとは違った見方ができる

2017.04.22 (土)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。先日、ある企業の車椅子接遇セミナーに講師としてお手伝いさせていただきました。そこで感じたのは、今まで生きてきて車椅子に乗ったことがない方がいざ乗ってみると、意外にも車椅子利用者の視点でいろんなことが感じることでした。

車椅子利用者の目線を体験すると今までの景色とはかなり違う

今までは健常者の立場から車椅子利用者のサポートをするという形が、車椅子利用者の目線を体験することで、今後のサポートの仕方が変わってくることだと思います。

もちろん今までに大病を患ったり、大けがをしたりして入院をされた経験のある方は、車椅子に乗ったことがあると思いますが、60歳くらいまでの方でそのような経験をしている人は思った以上に少ないと思います。

やはり今回のセミナーに参加された50名ほどの方々の中でも、車椅子に乗ったことがある方は10名程度だったと思います。つまりは車椅子を利用している方の目線からの景色は全く分からないということだと思います。

具体的な操作をして現場を回るだけでいろいろなことが分かる

セミナーの内容は、とりあえず車椅子に乗ってみて簡単な操作方法を体験していただくことと車椅子でお客さまが利用する場所を体験していただくことでした。

実際にお客さまが利用する場所については、今まで気が付かなかった机の高さや通路幅について、「こうした方がいいよね」とかいろいろなアイディアが出てきました。やはり実際に車椅子に乗ってみることによって、頭の中で考えるのではなくて、体験することによってわかることが多いように思えました。

2時間という短いセミナーでしたが、セミナーの終了後には受講された方々の車椅子利用者における考え方がものすごく変わってきていらっしゃることでした。まさにセミナーの力ですね。

2020年に向けてより一層バリアフリーが高まっていく時代の中でニーズは高まる

今後は、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた社会情勢のニーズと高齢化社会におけるニーズからもっと多くの方々が、このようなセミナーに参加されることを通して、車椅子目線とはどういうものなのか?を体験されることを願っております。

それによって私の理念でもある「車椅子でも生活しやすい環境を創っていくこと」ができると思っております。多くの企業に賛同していただけることで、車椅子利用者におけるバリアフリーが広がっていくことを願っております。

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