脊髄損傷になってからの本格的なリハビリテーションとは?

2017.09.08 (金)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。社会復帰するまでの間に行った本格的なリハビリテーションについて振り返ってみたいと思います。そしてどのような状態からの変化をしていくのかをご紹介します。

身体は使っていないと一気に体力が落ちるもの

脊髄損傷になって半年後に本格的なリハビリテーションが開始しました。それまでは顔のキズや褥瘡(床ずれ)の手術があり、なかなかリハビリに踏み切れない状態でした。長い間寝たきりだった時には、55キロの握力が19キロまで下がってしまった経験があります。身体は使っていないとすぐに体力が落ちてしまうものです。

 

埼玉県所沢市にある国立身体障害者リハビリテーションセンター(通称:国リハ)では、(土日を除く月~金曜)午前はスポーツによるトレーニング、午後は理学療法士によるトレーニングが行われていました。身体の状況によっては、午前中に作業療法士によるトレーニングが入っていましたが、私は腕や手の動きには問題がなかったので、そのトレーニングは含まれていませんでした。

午前中はスポーツによるトレーニング

まず午前は朝9時からスポーツのトレーニングが開始します。ウォーミングアップは各自で行わなければなりません。体育館の近くに建物があり、その脇に1階から2階に上がる外のスロープがありました。このスロープを5往復します。脊椎損傷・頸椎損傷にも関わらず、全員がこのメニューをこなします。

 

腹筋・背筋が効いている腰椎以下の方は、ガンガンスピードを上げてこなしていくのに対して、腹筋・背筋が効かない私は、なかなかスピードで上がることはできませんでした。頸椎損傷の方は上がっていくのにもっと時間がかかります。人と競争するわけではないので、常に自分との闘いでした。

 

その後に体育館に戻り、車椅子の下部に金具を取り付けてタイヤを引っ張って体育館を5周します。これがものすごく腕の力になります。慣れてくるとタイヤの重量が上がります。次に前輪キャスターを上げたままで体育館を往復します。ウォーミングアップが終わったら、筋トレやバスケットボールなどの球技になります。

 

天気の場合には、急に陸上のトラックへ行って1500M走をすることになります。但し、走る1500Mと違って車椅子による1500M走は思ったほどの体力消耗にはならないんです。だから脊髄損傷者の代謝はなかなか上がらないので、一度ついた脂肪はなかなか落ちないと言われています。午前はこれで終わりです。

午後は理学療法士によるトレーニング

午後になってからは、理学療法士によるトレーニングが始まります。私の場合は10キロの鉄アレイを100回×3セット(計300回)が課せられていました。はじめのうちは床から台に上る運動を続けますが、慣れてくると理学療法士がつかなくなり各自でトレーニングをしたら、そのまま退出してトレーニングが終わるようになります。

 

上記のメニューを約半年続けた結果、握力が19キロから72キロまでアップしました。さらに腕の筋肉はムキムキになりました。身体を腕で支えるためにはこれだけのトレーニングをしないと、実生活で不便が起こると思いました。しかし実生活になると美味しいものを食べたりすることもあり、私の場合は最大40キロも体重が増えました。これにより腕の機能は変わらなくても、身体を支えるのが厳しくなりました。

 

決して不摂生をしているわけではないのですが、先ほど述べたように基礎代謝が落ちていることもあり、摂取しても消費できない身体になっているのは事実です。私は車椅子ユーザーの中でも太っている方なので、できるだけダイエットを続けて少しでもスリムな体を目指したいと思っております。

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