車椅子利用のお客さまの駐車場はどのように対応する?

2018.08.17 (金)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。

 

お店にいらっしゃる

車椅子利用のお客さまの来店方法は、

鉄道・バスなどの公共交通機関の場合もありますが

駅やバス停から遠い場合は、

クルマを利用して

いらっしゃることが多くなると思います。

 

でも自店には身障者用の駐車スペースがないとなると

車椅子利用のお客さまをお迎えすることはできないと

思ってしまうでしょう。

 

でも何とかなる場合があります。

 

それは、対処できるノウハウと情報収集によるもので

解決することが可能です。

乗り降りできるスペース1Mを確保するだけで可能になる

身障者用駐車スペースの基準は

2.5M(一般的な駐車スペース)に

1M(乗り降りスペース)を合わせた3.5Mになります。

 

きちんとした区画があればベストですが、

もし区画がない場合でも

1Mのスペースを確保することが

できれば問題ありません。

 

例えば、一般の駐車スペースを2台分確保すれば、

5Mになるので3.5Mより上回るので大丈夫です。

 

車椅子利用のお客さまが2組いる場合であっても、

極力少ないスペースで利用するには、

前向き駐車と後向き駐車を交互にして、

その間に1.5Mの乗り降りスペースを用意すれば、

7Mではなく6Mで対応することも可能です。

 

海外では交互にして駐車するようなことが

多くなっているようです。

 

つまり乗り降りスペースだけを

きちんと確保しておくことで、

利用することは十分可能になります。

 

次に自店に駐車場そのものがない場合です。

 

その際は近隣のコインパーキングで

乗り降りスペースの確保できるところを

知っているかがポイントになります。

 

もちろんコインパーキングに

身障者用駐車スペースが

設置されてあれば万全ではありますが、

現状を踏まえるとなかなか見当たらないものです。

 

コインパーキング自体、

数台しかとめられないこともあり、

身障者用駐車スペースを

用意している駐車場はあまり見かけません。

 

そこでコインパーキングで

車椅子利用者でも使えるところは、

いくつかの条件がありますが、

乗り降りできるスペースの1Mが確保されていることです。

 

駐車スペースの白線をもとに、

一番端の部分などは何とかなる場合があります。

 

但し、跳ね上げ式のロック盤がついている場合や、

1区画ごとにパイプなどで

区切られている場合などは難しくなるでしょう。

車椅子利用のお客さまはバリアフリーの情報を求めている

そういった情報をいくつ持っているかによって、

お客さまが安心感を持てるお店になるはずです。

 

さらに駐車場の写真などがあると、

車椅子利用のお客さまにとっては、

「ここは大丈夫かどうか」

の判断がつきやすいものです。

 

つまり自店に駐車場がなくても、

対応することは可能です。

 

いかにお客さまのバリアが解消して、

選択肢が増えていくことが大事なポイントになります。

 

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