バリアフリーの1つでもある多目的トイレ事情とは?

2017.05.09 (火)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。最近ではネットのいろいろなサイトでバリアフリー可という表示がされています。ところが残念ながらその表示とは違うことがよくあります。多目的トイレにおけるケースでご紹介します。

具体的なことを言うと、多目的トイレ(身障者用トイレ)が設置されていますという情報の下に行ってみますが、実際に行ってみると期待とは違ったものになっているトイレが目立ちます。その代表的なものが以下の通りです。

1つ目は明らかな設計ミスによるケース

まず1つ目は、多目的トイレとしてネットに掲載されていて、実際に現地に行ってみても車椅子・ベビーカーなど誰でも利用できることを表示されています。でも実際にトイレのドアを開けると車椅子で入れないケースです。扉が閉まらないんです。

これでは利用することができません。明らかに設計上のミスです。ただ残念ながらこのトイレをさらに造り直すのは難しいでしょう。スペースが取れない中で造ったトイレなので今後は表示を外すしかないかもしれません。

2つ目はバリアフリーではない単なる広いトイレ

2つ目は、多目的トイレなのに単なる広いだけのトイレです。手すりなどは一切ないケースです。但し、障害レベルの低い方やベビーカーを利用する人なら使用できるかもしれません。でも手すりがないのは優しいトイレとはいえないでしょう。

最近多いのは、片側には手すりがついているのに、もう片側には手すりがないケースです。できれば両方つけてほしいですね。高齢者の方などの立位ができる人においても手すりがあれば、体勢がぐらついたときでも安心だと思います。

この場合だと手すりを取り付ける形になりますが、壁に手すりを付けるとすればコストがかかるかもしれません。壁にとりつけずトイレの便座を囲むように手すりをつけることもできます。この場合は、コストを少なくして取り付けることが可能になると思います。

3つ目はトイレは大丈夫でもそこにたどり着くまでがバリア

3つ目は、多目的トイレは万全なのにそこに行くまでの間がバリアなケースです。砂利道になっていたり、石畳になっていたりすることで車椅子での走行が難しいんです。砂利道がなぜダメなのかというと、前輪のキャスターが走行を妨げてしまいます。状況によっては車椅子が前にも後ろにも動かなくなってしまいます。

但し、歴史的な建造物であると改装することが不可能な場合があります。そのために神社・寺院などでは改装しないで工夫をしているところもあります。そのような制約がなければ、アスファルトの舗装にして極力段差をなくすことが望まれます。

設計段階から車椅子利用者の声を聞いてみるとトラブルが避けられる

他にもいろいろなケースがあります。それについては追ってお伝えしていきます。重要なポイントは、車椅子やベビーカーなどで利用できるか検証することだと思います。実際に乗ってみたらどうなるのか?を考えれば、意外と分かることだと思います。

それでも実際に造ってしまってから、直すのはコスト面を考えると厳しいと思います。できる限り、設計段階から車椅子利用者やベビーカー利用者の声を聞いたうえで造っていくことが望まれます。万人に使いやすい形にはならないかもしれませんが、明らかに設計ミスと思われるようなものは避けなければならないと思います。

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