車椅子で行けるレストランは分かりやすいホームページ

2018.04.23 (月)

バリアフリースタイル代表の白倉です。車椅子利用者にとっては、車椅子でも行けるお店を探しています。そのために企業にとって大事なポイントは、「いかに情報を知っていただけるか」がカギを握ります。店舗がバリアフリー化になっても、何も発信しなければ誰にも伝わらないでしょう。そこで今回は大手レストランチェーン店のバリアフリーあるあるを考えた上で、どうしたらもっと企業にとっても、お客さまにとってもプラスになるかを考えてみたいと思います。

多目的トイレがあることでバリアフリーをPRしているところが多い

従来において大手レストランチェーン店では、店舗の入口に身障者用駐車スペースが1台設けられていて、入口までの部分がスロープなどになっていました。入口は風除室があって2重扉となっているために、車椅子利用者には開けるのが難しい構造になっていました。席においてはボックス席もあるものの、通常のイスを動かせるタイプもありました。ところが車椅子利用者が使えるトイレがほとんどなかったため、「当店はバリアフリー」と掲げているような、大手レストランチェーンはほとんどありませんでした。

 

バリアフリーには基準がない中で、「車椅子で利用できるトイレがあるかないか」が、一般的にバリアフリーであるかどうかの店舗基準を設けているお店が多いと思われます。そこで最近は、大手レストランチェーン店でもユニバーサルデザイン化が図られていて、車椅子利用者・ベビーカー利用者などが使える多目的トイレの設置を増やしている傾向にあり、ホームページ上にも「当店はバリアフリー」を掲げているケースが目立っています。

 

でもPR方法がまだまだ不足している状態です。なぜならそのお店において、バリアフリーか否かはホームページ上の奥・奥へと進んでいって「このお店はバリアフリーになっている」と気がつくレベルです。お客さま視点からすると、クリックを重ねて奥までくまなく閲覧するかと言うと、どんなに大手チェーン店であっても、さほど閲覧状況は高くないと思います。残念ながらそういった状態では全く気づいてもらえないでしょう。

せっかくバリアフリー化にしてもPRできていないから知ってもらえない

私はバリアフリーの調査を13年前から進めてきて、一般のお店やチェーン店がバリアフリーになっているかどうかいろいろとチェックしてきたこともあり、他の車椅子利用者よりは、バリアフリースポットの状況を多く知っています。それでも今回調べてみると、はじめて知ったことがものすごく多かったことは事実です。私が感じたのは、ハッキリいって「もったいない」の一言です。

 

わざわざバリアフリー化にするために高いお金をかけて設置した多目的トイレであっても、多くの車椅子利用者に知られていないのでは全く意味をなさないという理由です。しかも多くの車椅子利用者は、大手レストランチェーン店がバリアフリー化になってほしいと臨んでいるにも関わらず、企業におけるPRの方法が下手なことで気づいてもらえません。結果として、お互いにとって不幸な状況になっているとも言えるでしょう。

 

それではいかに知っていただくのかを考えると、ホームページのトップページにバリアフリー化をクリックできる場所を設けます。バリアフリーのお店を探している車椅子利用者及びその家族・同僚・友人などは、具体的にどこの店舗においてバリアフリー化されているのか探すでしょう。

 

チェーン店の中にバリアフリー化されている店舗がどこなのか一覧を示して、該当店舗のトイレ画像をはじめ、車椅子利用者が取捨選択の際に必要となる画像情報をきちんと入れておくことです。そして貸し出せる備品なども明記しておくと分かりやすくなると思います。

利用者目線で考えてみることで価値がうまれていく

さらに「バリアフリーの点で、何かご不明な点がありましたらお気軽にご質問・ご連絡ください」としていれば、もし分からないことがあった場合は、電話での問い合わせがしやすくなるでしょう。それが車椅子利用者にとって見やすい・分かりやすいホームページになり、企業にとっても、利用者にとってもお互いに情報を十分活用できるのではないでしょうか?そうすることで費用をかけても効果が大きくなり、バリアフリー化にしたことで価値がうまれると思っています。

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