車椅子で利用しやすくなる雨対応のバリアフリーとは?

2018.03.02 (金)

バリアフリースタイル代表の白倉です。車椅子を利用する際に天敵となるのが「雨」です。雨が降った時に外出を控えてしまうことはよくあることです。逆に言えば、雨が降っても対応できることが店舗における差別化につながるのではないでしょうか?

クルマから車椅子に乗り移るときの課題

一般の健常者の方と話していると「車椅子に傘をとりつければいいんじゃない?」と質問を受けることがありますが、車椅子利用者にとっては、傘をさすのが意外と難しいものです。実際に傘をとりつける取り組みをされている人も見たことがありますが、まだまだ実用的には至っていない状況です。

 

だからといって片手で傘を持った場合は、車椅子を漕ぐことができなくなってしまいます。そのため傘ではなく雨合羽を使用するか、多少濡れてもジャンパーのようなもので対応するかになるのではないでしょうか?ただどちらにしても、一番濡れやすいのはクルマから車椅子に乗り移るときです。

 

このクルマから車椅子に乗り移る際の動作を1つ1つ考えてみますと、
①クルマをとめる
②運転席のドアを開ける
③車椅子を車内から取り出して外に出す(→この時点で車椅子が濡れる)
④車椅子を広げる(→ここから座面が濡れる)
⑤車椅子のクッションを座面に置く(→濡れた座面の上にクッションを置き、乗り移るまでにクッションが濡れる)
⑥車内から車椅子へ乗り移る(→乗り移る間はクッションは雨に濡れてしまう)
⑦乗り移ってからクルマのドアを閉める(→目的地まで雨に濡れる)といった具合です。

ホスピタリティある対応を考えてみる

そこでどういったことをすれば他店との差別化になるのかですが、店舗への事前連絡があれば駐車場まで傘をさして迎えにいくような対応が望まれます。一見すると「そこまでしなくてもいいのでは?」と感じてしまうかもしれませんが、車椅子利用者に対するホスピタリティのためには大きなポイントとなります。

 

上記の⑥の動作の中でクッションが濡れてしまうとそこに座ることで、自分のスラックス・パンツを濡らしてしまうでしょう。他の部分は拭くことが可能であっても、一度濡れたスラックス・パンツは座っている以上、乾かすこともできません。それを防げるのは本当に助かるでしょう。

 

雨が降るときには外出を控えがちになることを促進につなげていくことを考えれば、利用者目線を考えたちょっとした対応こそが喜ばれるものです。しかも1日に大勢の車椅子利用者が来店することではないこともあり、手間が大きくかかるものではありません。一度上記のような対応をすることで利用しやすい店舗になり、天気の悪いときでなくてもリピーター化につながるでしょう。

利用者目線で考えることで活性化につながる

さらに入店時には、タイヤを拭くことができるカーペットなどがあるといいでしょう。これについては、利用者側からすると雨で濡れたタイヤのまま店内に入ってしまうことで、汚してしまうのではないか?という思いがあるのと、店舗側からすると汚れ防止だけでなく、万が一滑ってしまうことによる事故防止にもつながります。

 

雨が降っても対応できることが店舗における差別化につながるのは、大したお金がかかるものではありません。こういった取り組みができる店舗こそが利用しやすいと思われる優しい店舗ではないでしょうか?まさに利用者目線にたって考えていくことが店舗の大きな活性化になるでしょう。

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