店舗運営における安全・安心のために優先して考えるべきこと

2018.05.07 (月)

バリアフリースタイル代表の白倉です。店舗運営をする際に一番大事なものは、「お客さまや従業員にとっての安全・安心なお店づくり」だと思って仕事をしていました。でもちょっとしたことで事故は突然やってくるものです。事故になる前にいかに未然に防いでおくかどうかが求められるのではないでしょうか?

事故が発生すると通常の業務にも影響する

総合スーパーに勤務していたときに、絶対に起きてほしくないのは「事故」でした。私が38歳のときにはじめて課長に就任した直後の仕事は、前任の課長から引き継いだ、半年前に発生した店内事故におけるお客さまのケガの治療費・慰謝料請求の対応でした。この対応は簡単ではなく、示談に至るまでに4ヶ月もかかりました。何度も見舞いに行ったり、ご本人の承諾をとらなければならない内容があったり、とても忙しい日々を過ごしました。

 

それだけ店内事故の発生は大変なものです。状況によっては、お子さんのケガ等が発生すると親御さんの怒りによる感情が入ってくるので、対処するのに時間ばかりかストレスになってしまい、その影響によって、通常の業務が円滑に回らなくなることもよくあります。そのためにも店内における危険防止を考えた取り組みが必要になってくるでしょう。そこでいくつか事例を挙げて考えてみたいと思います。

早く気づいて対処をしておく、経費の予算化をしておく

まず1つ目ですが、店内のフックなどの先端が尖っていませんか?尖っているかどうかによって危険度が変わります。例えば、100~120㎝付近にフックがあったりすると、状況によってはお子さんの眼に当たる高さになるでしょう。ちょうど車椅子利用者の目の高さや小学校低学年の目の高さなどはこの高さになります。ここで先端が丸くなっていなければ、カバーをして丸くすることをおすすめします。万が一、眼の付近に先端が当たったらキズが残るケガにつながり、お子さんの場合であれば親御さんへの対処は大変なものになるでしょう。

 

次にお店の入口・駐車場付近は、経年劣化により道路が陥没する場合があります。お客さまがよく利用するショッピングカートや車椅子などにおいても、陥没した箇所があればバランスを崩すことは間違いありませんので、危険防止のために修繕しておいた方がいいでしょう。先日訪れたショッピングモールにおいても、5~10年が経過すると陥没箇所が多くなっていました。事故が発生する前に対処しておくべきです。

 

また道路と同様に看板等が傾いているとか、駐車場においてあるショッピングカート回収場所の柱が曲がってきているなども、いざというときのために直しておかなければならない案件ではないでしょうか?もし放置していて突風などが吹いた場合に、看板などが飛ばされたら人身事故につながります。そういったところについては、常に点検を実施しておき、できるだけ事故が発生してからとりかかって突発計上になるのではなく、ある程度年間の経費予算に計上しておく必要があると思います。

博打的発想は絶対にしない

そこでよくあるのは、年間の経費予算が厳しいから修繕費をケチるケースがあるでしょう。もちろん優先順位があるので何でもかんでも直すのはお金の無駄遣いにもつながってしまいますが、危険との隣り合わせによるものは、絶対にやる必要があると思っています。事故が発生しなければラッキーというような博打的発想であってはなりません。もし人身事故が発生したら、企業において責任問題になるでしょうし、自分が責任をとれるレベルではなくなるにちがいありません。

 

大事なことは常日頃からあらゆる箇所を点検することです。そして自分だけでは点検しきれない部分においては、自分の信頼できる部下や関連会社などに依頼してでも万全に点検することだと思っております。とにかく「事故を発生させないこと」こそが、安全・安心になる店舗づくりではないかと思っております。

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