バリアフリーは相手の最適な方法を考えた上でアプローチする

2018.05.28 (月)

バリアフリースタイル代表の白倉です。お店に来店される車椅子利用者は、単に車椅子に乗っているというだけで、症状などはすべてが異なっています。でも見分けがつかないことから、会話を通してコミュニケーションによって分かるしかありません。そこでサポートが必要なのか?必要ではないのか?をある程度、分かるようになると車椅子目線での対応ができるようになるでしょう。

人によって症状が異なるため対応方法は異なる


車椅子のバリアフリーを考える上で、障害のレベルに応じて利用方法が違うことはよくあるものです。極端なことを言いますと、パラリンピックに出場している車椅子ユーザーとそうでない車椅子ユーザーでは、肉体的に大きく異なります。それはプロ野球で活躍中の現役の選手とアマチュアで土日だけ草野球をやっている選手との違いのようなものです。

 

パラリンピックに出場している車椅子ユーザーは、アスリートですので体力や体幹などは鍛えており、腕の力もものすごくあるでしょう。でもどうしても一般の人からすると、今まで車椅子ユーザーに対して馴染みがないせいか、パラリンピックに出場している選手=一般の車椅子ユーザーと捉えてしまうことがあります。

 

実際にアスリートは極端に少ないので、大多数が一般の車椅子ユーザーです。しかもこの一般の車椅子ユーザーでも、麻痺している箇所がかなり異なります。私は医学者ではないので詳しいことは説明する資格はありませんが、腰から下が麻痺している場合は、腹筋・背筋が効くでしょう。腰から上になっていくと、腹筋・背筋が弱く、私のような胸付近から下が麻痺していると腹筋・背筋は効きません。

 

そして首の頸椎から下が麻痺している場合は、握力がなくなり、人によっては腕そのものを動かすことができない人もいます。そういったことを考えると、障害レベルは多岐にわたります。この障害レベルの差は、一般の人がパッとみただけでは区別がつかないでしょう。

高齢者と障害者では車椅子に乗っていても全く違う

また高齢者を考えると、麻痺をしているというより、筋力の低下によるものが多くなるので、立位・歩行ができなくて車椅子に座っているケースが多いものです。そうなると例えば、お店で車椅子のままで飲食したいかとなりますと、障害者の車椅子利用者とは違って、席に乗り移りたいと思う人が多いでしょう。

 

車椅子は長時間座っているのは、とても疲れる乗り物です。それならば店の席に乗り移りたいと感じる人が多くなります。もし車椅子に座ったことがない方がいらっしゃったら、お店に設置されている貸出用の車椅子に座ってみるのがいいと思います。

 

もちろん漕いだりするのは、おすすめしませんが、座っているだけで目線の高さや座り心地などを確かめることができます。ことばで説明を受けるよりも、自分で体験してみるほうが分かりやすくなるにちがいありません。

 

そうすることで車椅子の目線での対応ができるようになっていくにちがいありません。どうやったら喜ばれるのか?を考えてみることが大きなポイントです。でも先ほど述べたようにすべてが異なった障害レベルですので、分からなければ当事者に聞くことで解決していくといいでしょう。

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