車椅子を押す際にNGとなりやすいポイントとは?

2018.10.19 (金)

あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。

 

車椅子に座っている高さというのは、

だいたい120cm前後ではないでしょうか?

 

そこから見える景色は立位のときとかなり違います。

 

そのため実際に車椅子に乗った経験のない方は、

どうしてもイメージだけで考えてしまいがちです。

 

でも実際に車椅子利用のお客さまが来店された時に、

よくやってしまうことがあります。

 

では実際に車椅子を押す際に

陥りがちなNGのポイントをお伝えします。

車椅子利用者とのコミュニケーションが重要

よくあるNGのケースに、車椅子利用者を介助する際、

いきなり車椅子を押してしまう人がいます。

 

どうしても車椅子利用者を助けたいという思いから

見かけた途端にいきなり行動をしようとして

車椅子を押す人がいます。

 

私が「結構ですよ」と申し出ても、

「車椅子を押すのが私の仕事です」と

言われてしまったこともありました。

 

まさに当事者の意見を無視して、

自分だけの勝手な都合で判断してしまうケースです。

 

これはありがた迷惑の場合もあるんです。

 

通常、車椅子を頻繁に利用している人にとっては、

通常の路面であれば自力で車椅子を漕ぐでしょう。

 

但し、勾配があったときなどは自力では難しくなり、

「お願いします」と頼まれるでしょう。

 

そこではじめて車椅子を押すという行為で

構わないのではないでしょうか?

 

もしどうしても車椅子利用者を見かけて

辛そうな表情などをしていたら、

「車椅子を押しましょうか?」と

一言声をかけてみるのがいいでしょう。

 

そこで注意しなければならないことは、

もし断られても不快に感じないことです。

 

車椅子利用者も一般の人間と変わりありません。

 

不機嫌な人もいますし、態度の悪い人もいます。

 

もし「うるせえな」とか言われても

全く気にしないことです。

 

そういった人もいるというだけのことです。

車椅子からの目線は想像しているものと意外と異なる

次に車椅子を押すときの注意点です。

 

車高の低いクルマに乗ったことはありませんか?

 

思った以上のスピードを体感すると思いますが、

車椅子利用者の目線は120cm前後ですので、

想像している以上に車椅子に座っている人は

スピードを感じます。

 

以前、大阪の地下鉄を利用したときのことですが、

乗換駅の距離が長かったせいか

駅員さんはせっかちなのか、

急いでいたのかわかりませんが、

前方に歩いている人をグイグイ追い抜かしました。

 

まさに「どけどけ~車椅子のお通りじゃ!」と

言っているかのような勢いでした。

 

乗っている私は前方に歩いている人のかかとに

ぶつからないかものすごく気になってしまいました。

 

こういった車椅子の押し方はタブーですし、

乗っていてものすごいスピードの恐怖を感じます。

 

だからこそ車椅子に乗っている人がいる場合は、

歩くスピードよりゆっくりの方がいいと思います。

 

もしできることならば

一度貸出用の車椅子に乗ってみるのは

いかがでしょうか?

 

もちろん車椅子を漕ぐ技術は、

普段慣れている車椅子ユーザーとの違いがあるので、

ある程度習得する必要があってから

実施した方がいいのですが、

車椅子からの目線を確かめるには

いい経験なるかもしれません。

 

見える景色を知ることで、

商品の置く場所などに役立てることが

できるにちがいありません。

 

ぜひとも実践してみてはいかがでしょうか?

 

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