地震・火災のバリアフリー対応こそが大事なポイント

2018.03.11 (日)

バリアフリースタイル代表の白倉です。東日本大震災から今日でちょうど7年が経ちました。当時、私が勤めていた店舗は茨城南部でしたので震度6弱という強い震度で大きな被害を受けました。震災での被害額は1000万円近くにも達しました。ただ救いだったのは、お客さまも従業員も死者及びけが人がいなかったことです。でもこういった大地震に対して、日頃から訓練をきっちりやっておくことを忘れてはなりません。

 

そのため店舗においていざというときの大事なポイントは、地震・火災のあったときにすばやく避難ができるかどうかがです。特に車椅子利用をしているお客さまをはじめとして、障害をもったお客さま対応まできちんとできるようになっているかが大きな課題です。皆さまの店舗においては大丈夫でしょうか?

避難経路については何度も確認しておく

私は前職時代に人事総務課長として年2回の防災訓練を実施しておりました。私が訓練のシナリオを作成して、店舗の所在地にある消防署へ防災訓練の計画書を提出しておりました。消防署に渡してすんなり受け取っていただける場合もあれば、ご指摘をいただくこともよくありました。

 

特にご指摘をいただいたのが、避難経路についてです。私が管理していた店舗は1階~5階までの階層になっており、1階~3階は店舗で、4階・5階は駐車場になっておりました。駐車台数も1100台とめられる大型ショッピングセンターでした。そのショッピングセンターがいざ有事となると、事前に訓練をしていないとお客さま・従業員の安全な避難ができないものです。

 

この大型ショッピングセンターにおいて地震・火災などが発生した際には、防火シャッターが閉まったりすることで、迷路状態になることが予測されました。そのためにお客さま・従業員の誘導において、スムーズにできるかどうかがカギでした。訓練とは違い、実際の有事のときには慌てたりするのは間違いありません。

従業員が役割通りに任務を遂行できること

だからこそ有事の際に、店舗における自衛消防隊組織図どおりに、従業員が役割どおりに任務を遂行できるかどうかが大きなポイントです。その中で、一般の方以外に障害をもったお客さまを想定した訓練を日頃から実践しておかなければなりません。誰が対応するのか、どういった避難経路を使うのかなどの各々の役割を決めておく必要があります。そうでないとお客さまの避難誘導をする際に、バラバラに動くことになってしまいます。

 

有事になれば店内及びバックヤードについては、商品・什器が散乱して、さらに非常灯以外は消えてしまうこともあるでしょう。そういった際に車椅子ならば前輪がひっかかったりすることや、体勢を崩してしまって車椅子から落下することも考えられます。

 

そのためにきちんとサポートできる体制が必要です。できれば自衛消防隊組織図の避難誘導班の中に、障害をもったお客さまへの対策チームを入れていくといいでしょう。そして訓練本番以外にも定期的に階段を降りる際の対応方法などいろいろと練習ありきだと思います。ぜひともお互いに何度も実践して最適な方法を見つけることをおすすめします。

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