自店をよくするには競合他社の状況チェックが欠かせない

2018.06.12 (火)

バリアフリースタイル代表の白倉です。自店でのお店をよりよくしたいと感じたら、たまには競合他社の店舗や近隣の店舗などを巡回したり、調査したりすることをおすすめします。さすがに自店だけしか知らないと「井の中の蛙大海を知らず」(自分の目で見たり耳で聞いたりするなどして得た体験や知識が圧倒的に少なく、それでいて自分の乏しい見聞にこだわってしまう)ことにもつながってしまいます。私が総合スーパー時代に事務局として効果があったことをお伝えします。

好調の競合他社を見ると上手くいっている要因が分かる

まずは従業員と一緒に好調のお店を視察してみてはいかがでしょうか? 但し、見方というものが肝心であり、競合他社の店舗などを見ると、どうしても比較してしまうのが自分たちに対して悪いところばかりに目が行ってしまいがちです。「うちのお店はこうやっているけれど、あの店はやっていないからレベルが低いよね」といった具合になってしまいがちです。

 

もちろん比較することはいいことだと思いますが、大事なのは自分たちのお店でどう活かしていくのかが大きなポイントです。そのため決して相手の店舗のダメなところを話し合うわけではありません。むしろ相手の店舗における好事例だったり、価格帯だったり、商品の品揃えだったり、商品の陳列数やボリュームだったり、そして接客応対のポイントだったりを時間帯別に調査することが必要となります。

 

私が事務局に携わっていたときには、200名以上の従業員に一気に競合他社の視察に行っていただくわけにはできなかったので、5回の日程に分けました。そして1回40人を食品コースで20人・衣料住居余暇コースで20人に分けて、時間帯ごとに誰がどのコーナーを担当するのかを決めてとりかかりました。

勘ではなくきちんとしたデータに基づいた事実が大事

例えば、Aさんであれば10時~11時において刺身の価格帯はいくらのものといくらのものがあり、何品ずつ陳列されているかなどを調査しました。それをチェックした上で1時間後にチームメンバーが集まって報告して、データ化していきました。あくまでも勘ではなく、きちんとした事実として捉えるようにしました。

 

そして夕方までの時間帯の売場状況をデータ化した上で、自店との比較をして、相手の優れているポイントを洗い出していきました。最後にそれに伴い、自店では相手を上回るためにどうやっていくかを模造紙に書き込んで、全体の中で発表しました。さすがに長時間にわたって取り組むのは大変ですが、自店の復活のために何とかしたいと思う従業員がワクワクしていたことを覚えています。

 

ところがここからが大きなポイントです。ワクワクしていた日から時間が経過すると人間はどんどん忘れていき、モチベーションが落ちていきます。大概のケースは、その後を放置してしまうために、機会をつくったときだけで終わってしまうものです。それだけは絶対に避けなければなりません。しかもせっかくの大掛かりな機会のために使った経費は、ものすごくかかっているはずです。

フォローアップで継続してやっていくことに意味がある

大事なことは、毎月必ず1回は改善活動の発表をすることです。自店の復活のために考えていることを実践してもらわなければなりません。チームで考えて、実践する、そしてみんなの前で発表する。これを毎月実施していくことで、小さな改善から大きな改善につながり、従業員が成長することができます。

 

人は思っているだけでは何も意味をなさないものです。ことばに出して、行動に移すから変わっていきます。もちろんうまくいかないこともありますが、トライアンドエラーの繰り返しによって、間違いなく人は成長していきます。そのためにも自店でのお店をよりよくしたいと感じたら、ぜひとも他のお店の調査をして、自店の成長につながる活動をしていくのをおすすめします。

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