車椅子利用者に向けて一瞬でバリアフリーと判断されるポイント

2018.11.12 (月)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。

 

お店のバリア解消に向けて、

まず取り組んだほうがいいポイントは、

車椅子利用のお客さまに

「このお店なら入れるだろう」

と思ってもらえることです。

 

この時点で逆に「入れないだろう」

と思われたら、

そこでお店に対する興味は

失われてしまうでしょう。

 

一般の人からすると、

「人にお願いをすれば大丈夫じゃないの?」

「お店の人に対応してもらえば?」

と思うかもしれません。

 

でもそれはどうしても

そのお店に入らなければならない場合です。

 

お店の雰囲気も分からないのに

快く対応してもらえるかどうか

不安になることもあるでしょう。

 

ではどうしたらいいのでしょうか?

 

見た目で段差が解消されている点と、

店頭やホームぺージなどで

お越しいただきたいという歓迎している点を

アピールすることではないでしょうか?

パッと見て大丈夫と思われるために

まず現状をとらえてほしいのですが、

現時点で街中を散策して、

車椅子で気軽に入れるお店は

かなり少ない状況です。

 

階段のお店は別としても、

1階にある飲食店・小売店などの商業施設には

意外とわずか1段の段差があることを

多く見かけます。

 

わずか1段の段差だったら、

車椅子でも乗り越えられるだろうと

一般の人には思ってしまいがちですが、

このわずか1段の段差こそが、

大きなバリアとなってしまいます。

 

車椅子が乗り越えられる段差は、

せいぜい1㎝程度です。

 

ウイリーをするように

前輪キャスターを持ち上げて、

段差を乗り越える方法もありますが、

手でハンドリムを握ることができる

車椅子利用者に限られます。

 

頸椎損傷により握力がない人や、

ウイリーをするのに慣れていない人にとって

難しい操作になるでしょう。

 

そうなると5㎝以上の段差があるお店は、

ほとんどの車椅子利用者からは

「入れない」と思われてしまうでしょう。

わずか1段だけなら段差解消プレート

万全ではありませんが、

もし対策を講じるのであれば、

わずか1段の場合に限れば、

段差解消プレートを置いてみることです。

 

但し、段差前後のスペース確保が必要です。

 

それは助走の距離と段差をクリアした後に

ストップさせるまでの距離が

必要になるという理由です。

 

その距離がなければ、

段差解消プレートを置いたとしても、

危険が伴うので1人では

入ることができないでしょう。

 

その場合は介助の人が必要になります。

 

でも全く対応しないよりはいいでしょう。

 

次に2段以上であれば、

スロープが必要になります。

 

そのスロープは

常時置くことができればいいのですが、

路上を歩く人の妨げになってしまう場合は、

取り外しておくしかないでしょう。

 

その際は、店頭やホームぺージに

電話等で連絡していただければ、

マンパワーによって

サポートをすることを

明記しておくといいでしょう。

バリアフリー化も戦略の1つになる

今後は、超高齢化社会です。

 

10年前から車椅子利用者が

街中にいる数は急激に増えてきました。

 

そこで現時点で

お客さまの数を増やしたいと思うのであれば、

バリアフリーというのも

一つの戦略であると考えています。

 

しかもバリアフリーのお店が少ない中では、

車椅子利用のお客さまが

一度利用していただくことで、

リピーター化につながりやすくなります。

 

そして口コミで

バリアフリーであることが広まれば、

更なるお客さま獲得の

チャンスにもなるはずです。

 

もし気になったのであれば、

バリアフリー化を考えてみるのは

いかがでしょうか?

 

これからますます増えていく

ニーズであることは間違いありません。

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