車椅子のバリア解消におけるスタートライン

2018.07.25 (水)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人 バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。お店を経営していて客数を増やしていく課題がどのお店でもあるかと思います。「客数×客単価=売上」の公式に当てはめれると、売上を上げるためには、客数または客単価をあげることが必然的になりますが、客数を上げるために「バリア解消」という手段を試みてはいかがでしょうか?

客数増加を考えるならば車椅子利用者を考えてみるのは?

年齢層を考えてみると、高齢者は3500万人がいるので、国民の約3分の1から4分の1に相当します。もちろん大半の高齢者は元気な方ばかりですが、病気やケガで寝たきりになったり、車椅子生活を送っている方々がいるのも確かです。残念ながら寝たきりになっている人にお店へお越しいただくのは難しいかもしれませんが、車椅子生活を送っている人であれば、車椅子で入ることができないバリアを解消すれば、あなたのお店にも車椅子利用のお客さまが来てくれる可能性が出てきます。

 

そこで悩むのが、「今まで車椅子利用のお客さまのバリアを解消を考えたことがないから分からない」と思うでしょう。しかもどういったものがバリアなのかを考えてみても、「多分こういったことがバリアになるのではないか?」とか「こういったことはバリアではないはず…」とイメージするだけになってしまいがちです。それは普段車椅子に乗っているわけではないので、分からないのも無理はありませんが、手順に沿って進めてみることで、バリア解消となる知識が分かり、お店の改装したほうがいいポイントも得ることができます。

手順を踏んで知っていくことでバリア解消のポイントがわかる

まずは車椅子利用者が感じるバリアを知るから始めてみませんか?そしてどういった人が車椅子に乗っているかを知ることです。病気なのかケガなのか?麻痺とはどういったものなのか?さらにどういった点にお困りごとがあるのか? 意外に健常者には気がつかないようなバリアが多く存在していることに気づくはずです。それはバリアフリーの講習などを通して学ぶことができます。

 

次に実際に車椅子に試乗してみることです。ここでのポイントは、あくまでも車椅子に座っている段階で、このくらいのスペースは通れるとかこの高さであれば手が届くとかを確認してみることです。同じ目線でどう見えるかなどを感じることで、今までには見たことのない景色になるにちがいありません。できれば車椅子利用者もしくは車椅子の講習をされている方の指導の下、体験をするのがいいでしょう。

 

なぜなら誰の指導も受けないで体験した場合に、おそらく感じてしまうのが、「車椅子は漕ぐのが難しい」とか技術的なことが出てきます。そうなると「車椅子利用者は大変だ」と目線が変わってしまうことが往々にしてあります。それが残念ながら同じ目線になりにくくなり、特別な存在として捉えてしまいます。

 

でも実際に車椅子を毎日乗っている人にとっては、技術的なことは大抵問題はなく、車椅子を漕ぐテクニックは健常者の人が考えるようなレベルではなくなっています。なので技術的な面はさほど重要なことではなく、目線がどうなのかを感じ取ることです。

バリア解消で今までいらっしゃらなかったお客さまの来店も

また車椅子利用者の生の声や介助している人の声を聞き、実際にあちこちのお店での成功事例や困ってしまうバリアなどを収集することです。それをもとにバリア解消を専門家とともに、接客応対のノウハウなども学んでいくことをお勧めします。バリア解消のために造ってしまってから、バリアだらけだったということにならないようにしたいものです。

 

今回は概要だけになってしまいましたが、もしお悩みであればいつでもご相談を承ります。あなたのお店がバリア解消になって、多くの車椅子利用のお客さまもしくはその関係者(家族・友人・同僚など)に知ってもらうことで、今までにはいらっしゃらなかったお客さまにお越しいたけるようになるでしょう。バリア解消という手段によって客数が増加し、売上につながることを願っております。

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