車椅子利用者の目線に合わせたバリアフリースポット情報とは

2018.10.29 (月)

あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉です。

 

私は2005年から全国各地のバリアフリースポットを

調査してきましたが、

最近はいろいろなスポットの情報が多くなり、

多目的トイレの有無・身障者用駐車スペースの有無も

目的地のホームぺージに掲載されるようになってきました。

 

車椅子ユーザーとっては、とてもありがたいことですが、

車椅子ユーザー当事者の目線による情報があると

より気軽に利用しやすくなると思っております。

 

これはお店のバリアフリー情報を紹介する際でも

同様になるでしょう。大事なポイントをご紹介します。

多目的トイレや身障者用駐車スペースの有無の他に知りたいこととは?

ではなぜそう感じてしまうのでしょうか?

「多目的トイレや身障者用駐車スペースが

あれば大丈夫なのか」というポイントです。

 

例えば、路面が石畳ならばどうでしょうか?

 

見た目では分かりにくい急勾配の場所が

あったりするどうでしょうか?

 

これらの課題があったとしたら、

車椅子ユーザーにとって

適切なバリアフリースポットとして

呼べるのかというと難しくなるでしょう。

 

ある人気のアミューズメントスポットでは、

入場口手前から石畳が敷き詰められています。

 

走行すると車椅子の前輪がはまってしまうため、

車椅子がロックされてしまい、

前方へ身体だけが

投げ出されてしまう危険性があります。

 

そのため入場すら怖くてできなかったことがありました。

 

もちろん前輪部分のタイヤが大きいものであったり、

JINRIKI(車椅子けん引装置)を用意していれば

クリアできるのでしょうが、

大半の車椅子ユーザーにとっては、

厳しいスポットになってしまいます。

 

ある有名な名所では、

入口からひたすら登り坂が続きます。

 

かなりの急勾配になっており、

車椅子アスリートのような方でなければ

自力で上りきることができません。

 

以前にもお伝えしておりますが、

バリアフリー法の基準からしますと、

1上がるのに12の長さが必要になります。

 

その基準より距離が短くなると、

自力で上がるのは難しくなりますし、

介助者がいた場合においても、

数百メートルの上りが続きますので

よほどの体力が要ることでしょう。

 

私が訪れたのは10年以上前ですが、

一緒に行った友人が目的地まで車椅子を

押してくれたのでなんとか行くことができました。

 

私の体重も今ほど太っていなかったことと、

介助してくれた友人も

まだ30代だったことも行くことのできた要因です。

 

当事者の声・画像・動画などを掲載することで利用者目線になる

そこで述べたい重要なポイントは、

多目的トイレや身障者用駐車スペースとの他に、

利用した車椅子ユーザーの意見を

ホームページにそのまま反映することで、

路面や勾配の課題なども

十分に参考にできると思っております。

 

また課題の部分については、

画像もしくは動画が掲載されていると

より分かりやすくなるでしょう。

 

健常者の目線からだと

「このくらいなら大丈夫では?」

と思ってしまうことが、

車椅子からの目線の場合は、

急勾配になってしまうことが多いからです。

 

だからこそより分かりやすくする必要があります。

 

そのため利用者目線による情報の発信があると

車椅子利用者にとっては助かる情報になります。

 

逆に車椅子目線から判断しないと、

多分大丈夫だろうと思っていても

そうでないことが多くなりがちです。

 

一般の人の目線では

なかなか分かりにくいのはやむを得ないと思います。

 

バリアフリースポットとして

今後多くの車椅子利用者、

いわば超高齢化社会における人口増を考えると、

該当施設に利用する人も

比例して増えていくことが集客アップにつながります。

 

当事者の声、画像、動画などを

ホームページに入れるだけで、

一般の人のように気軽に行け

る場所の少ない車椅子利用者にとっては、

最高の情報になることはまちがいありません。

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