意外と知られていないバリアフリー情報を伝える手段

2018.08.01 (水)

あなたのお店の『バリア解消』請負人 バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。お店のアピールをする際に、どうしても商品であったり、料理であったり、販売するものだけに特化してしまうのは当たり前のことでしょう。でもお客さまはそういった情報以外のものを、意外と知りたがっていることがあります。それはいったいどういったものなのかご説明します。

商品以外の内容を載せたチラシが大盛況

今から20年前にさかのぼりますが、私が勤めていた総合スーパー時代に敏腕店長がいて、いろいろな戦略がほとんど的中することで社内でも有名でした。今まで実施されていない手法を考えては、すぐに実践する斬新なアイディアマンである一方で、現在ではどこのお店でも当たり前になっている売り出しチラシをとても嫌っていました。通常は毎週や数日に1回出すのが慣例となっているものの、お金もかかるし、マンネリ化につながるし、紙もムダにすることをよく話していました。それだけのコストがあれば、商品をいつもお値打ちにする「エブリデイロープライス」にするほうが、お客さまにとってうれしいのでは?と考えていらっしゃいました。

 

ところがチラシを嫌がっている反面、唯一チラシを出すことにこだわったのが、お店の創業記念のチラシです。1年に1度お店の開店日にあわせて、お店の取り組んでいることをアピールすることにはこだわっていました。そこではお店のバリアフリーの設備の様子やボランティア活動など大きなチラシの片面全体に掲載しておりました。一般的に考えると片面全体に商品とは関係ないことを掲載するのは、ムダではないかという発想がほとんどだと思います。

 

でも不思議なことにお客さまの反響はものすごくよかったのです。お店が取り組んでいることを見える化でき、お客さまが安心してお買い物ができるお店であることを知っていただけるツールになりました。つまり意外とお店の取り組みなどは、よっぽどの興味・関心がない限り、お客さまは全く知らないのがほとんどであり、むしろチラシという地域の大多数のお客さまが見たりする媒体だからこそ、目に留まるのかもしれません。しかもそういったことを知りたがっているお客さまは、思っている以上に存在するということなのでしょう。

意外と知られていないバリアフリー情報

ちなみに私のもとにも本業とは異なる電話がよくかかってきます。「車椅子でも電車に乗って東京スカイツリーに行きたいのですが、どうしたらいいのですか?」「車椅子でも羽田空港から飛行機に乗れますか?」「車椅子ではどれだけの勾配に対応できますか?」、そして一度あったのですが、「東京ドームの車椅子席を購入したいのですが…?」などもありました。私が知っている情報はお答えしますが、さすがに東京ドームの車椅子席の販売はしておりませんのでお断りしました。

 

このように当事者の方々は、意外と情報を知りたがっていると言えるでしょう。それもある程度、ご存知なのでは?と思うようなことでもなかなか周知されていないのが現実だと思います。お店の話に戻りますが、バリアフリーの情報は多くの当事者の方々が欲しがっているので、ホームページなどでいかに公開することで、お客さまにお越しいただけるようになる可能性が出てきます。

 

また先ほどの事例のように、お店での取り組みを掲載したチラシを出すことによって、意外にも商品を載せることだけでなく、バリアフリーの情報を載せることがあなたのお店を引き立たせてくれるかもしれません。「あなたのお店はバリアフリーだったのね。ぜひとも今度行ってみたい!」と思っているお客さまは、意外にも多いと思います。

 

超高齢化社会になり、障害者だけでなく高齢者の方々も車椅子に多く利用されている時代において、さらにはベビーカーを利用の方々にも対応できるお店は、プラスに作用されるでしょう。まだまだ地域で少ない状況だからこそ、あなたのお店が目立つチャンスです。ぜひともバリア解消をして、多くのお客さまから注目を浴びるお店にしてみませんか?

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