身障者用駐車スペースでも最大料金表示問題に注意が必要

2018.02.01 (木)

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車椅子ライフデザイナーのまおうです。最近は時間貸のコインパーキングの料金表示問題がクローズアップされている中で、車を利用することの多い車椅子ユーザーにとっては注意しておかなければならない事項であるように思えてなりません。私も都内にはほとんどクルマで向かう1人なので、今回のニュースには正直驚きました。

2日間の駐車料金は違うケースがある

今回問題となったのは、以下のような事例です。30分300円という駐車場が24時間最大2000円だとします。その際は24時間の駐車料金は2000円なので、2日とめた場合は2000円×2日間=4000円と計算するでしょう。当然4000円が請求金額だと思って駐車するにちがいありません。ところがそうではない実態のようです。

 

はじめの24時間分は2000円でも48時間は4000円と書かれているわけではありません。そのため24時間以降の料金は、30分300円が適用されて、24時間14400円となり、前日の2000円と合わせて合計16200円となってしまいます。24時間を超えた部分から、通常料金で計算されるとは誰も気づいていないでしょう。

 

消費者庁によると、トラブルは時間貸のコインパーキングの「最大料金の適用条件」についてです。「最大24時間2000円」と表示されているものの、最大料金が繰り返し適用できるかどうか記載がなかった駐車場で一日あたり2000円だと誤認してしまう可能性があるとのこと。

 

実際に3日間利用することで、6000円ではなく、数万円の請求をされたケースもあります。消費者庁は、景品表示法違反の恐れがあるとしていますが、駐車場を頻繁に利用するユーザー自身も注意しなければならないでしょう。先ほど述べたように、24時間以降は1時間ごとに料金が加算されるケースもあり、利用者は料金表示をよく確認することを発信しておりました。

身障者用駐車スペースでは最大料金制のないところもよくある

鉄道・空港などの主要ターミナルでは、上記のようなことは発生しにくいですが、ターミナルの駐車場が満車状態で、近隣のコインパーキングを見つける場合にはどうしても注意が必要となるでしょう。しかも遠出をすることがあったら誤って多額を請求されないとも限りません。

 

そのためには確実にパッとみて料金表示の看板を見ることです。バリアフリーでとめることのできる駐車場自体が少ないですが、私がある街で止める場所は駐車料金の最大表示がないところです。その街は駐車場自体が少ないので、最大料金のないところだけが毎回空いています。

 

さらに身障者用スペースもほとんど存在しない街の中で、唯一のスペースがその1か所だけです。身障者用駐車スペースはそういった人気のない場所が多いように思えます。今後は私自身も注意をしていきたいと思っております。

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