車椅子利用者における路面のバリアは石畳?

2017.03.06 (月)
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。車椅子に乗っているとものすごく気になるのが路面状態です。段差も坂もなければ大丈夫だと思っていませんか?

段差がなくても坂がなくてもダメな場合は「石畳」

よくある危険なケースは神社・お寺にあるような石畳です。一見すると平らな方だから問題ないと思いがちです。ところが石畳自体が完全に平らになっていないので、車椅子はかなり揺れて安定しないんです。

そして石畳の問題点は、石畳と石畳の隙間があり、そこに車椅子の前輪部分(キャスター)が入ってしまったら、歩いている人が躓くような状態になってしまいます。

その際車椅子は、突然ロックがかかりストップして、身体だけが前に投げ出されてしまうんです。しかも、路面はかたい石です。大概投げ出されるときは、膝から先に落ちていきます。

しかも身体には麻痺があるので、自分の体位をとっさに戻すことはできません。そうなると膝を強打します。しかも硬い石畳ですから、膝は完全に負傷するわけです。

実際に行ってみないとわからない現状

私は、過去に命拾いしたことがあります。神奈川県の湘南にある有名な神社へ参拝に行った出来事です。神社のホームぺージには、身障者用トイレがあり、段差もないので車椅子で訪れるのは大丈夫だと記載されておりました。

実際に行ってみると、路面はガタガタで、石畳と石畳の隙間が大きく、案の定キャスターが隙間に入りました。身体のバランスを崩しましたが、何とか必死に耐えた結果、車椅子から身体が落ちることはなくホッとした経験を憶えています。車椅子から落ちていたら、多分大けがになっていたに違いありません。

そのため、意外と路面がしっかりしているかどうかは大事なポイントとなります。一般の舗装道路でも小粒の石が固められているものについては、走行には適していません。振動がもろに感じます。

車椅子メーカーも振動を和らげるための努力をしている

そのため車椅子メーカーも振動を少しでも和らげるために、車椅子の前輪(キャスター)部分の改良を重ねています。この20年間でかなりの進歩があったと思います。キャスター部分の装置についてはオプションになってしまいますが、車椅子の乗り心地を優先させるべく、オプションを頼むケースがほとんどです。

舗装されていれば安心とか、段差がなければ安心ということではないことをわかっていただけたのではないかと思います。そのため、これからの高齢化社会に伴って、車椅子を利用される方は増えるはずです。

店舗の入口の舗装などにおいても車椅子の方々が走りやすい舗装道路への検討をしていただけるとありがたいです。

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