車椅子でも楽しめる伊豆半島バリアフリー旅(駿河湾フェリー)
(旧ブログ2016.10月掲載内容)
加山雄三ミュージアムでもうちょっとゆっくり見学をしたかったのですが、堂ヶ島→土肥港までは19キロ(約23分)もあるので、急いで堂ヶ島を出発しました。
土肥港で乗船する駿河湾フェリーは1日4便。
【土肥港→清水港】
9:20・12:00・14:40・17:20 (1時間5分の旅)
12:00発のフェリーに乗船したかったので急ぎましたよ。
次の14:40まで待つのは辛いですからね。
土肥港に到着したのは11:30頃でした。
乗船する場所は何もないところでちょっとびっくりしました。
事務所はここに写っている建物です。
事務所でチケットを購入したらあとは車列に並んで待つだけ。
チケットはこちらです。
出発30分前でも十分余裕がありました。
フェリーが到着したら車が降りてきました。
すべての車が船から出たら、今後は私たちの車が乗船する番です。
指定のところへ止めたら、車から降ります。
エレベーターに向かいます。
フェリーは車の中で滞在することはできません。
また出航中に車に戻ってくることもできません。
そのため貴重品等をきちんともって客室へ行く必要があります。
エレベーターで客室階に上がりました。
今回利用したのは2階です。
残念ながら特別室にはエレベーターでは行けません。
階段になっておりますが、リフトはありました。
私はこのリフトに乗り移るのは難しかったので断念しました。
駿河湾フェリーの船内マップはこの通りです。
多目的トイレ(身障者用トイレ)も設置されております。
トイレは使いやすいですが、乗船中は多少揺れるので注意しないとけがをする可能性があります。
さすがに揺れることによって酔う方もおられるので、トイレの中にはエチケット袋もありました。
そのエチケット袋の名前は、英語、中国語、韓国語の表記がされておりましたね。
さすがに日本人でもエチケット袋って何?のレベルですから翻訳が難しいです。
むしろ中国語の表記の方が日本人にとっても分かりやすかったです。
船内の様子はこのような感じです。
平日だったこともあり乗客は多いとは言えませんでした。
そのため1日4便なんでしょうか?
でもひたすら伊豆半島を運転するなら、少しはフェリーで楽をしたいと思ったのが本音です。
なぜなら伊豆半島はとんでもなく広いので運転手にはかなり疲労があると思います。
フェリーなら運転しなくて済みますから・・・。
話は戻って、車椅子利用者がゆっくりできるスペースはこちらです。
あまり楽ではない状態ですが、多少寄りかかることができます。
車椅子利用者以外においては、前の方に座るのもよし。
座敷席に座るのもよし。
1時間の船旅ですが、十分休息することができました。
私は好奇心満載で外に出てみたり、売店に行ったり、子供のようにうろちょろしておりました。
フェリーに乗るとワクワクして、動いている間もあちこち見て回りました。
私にとっては視察旅行みたいなものですので、車椅子でも行けるところを探しました。
まず船の両サイドにあるドアを開けて外に出てみました。
ここは誰もほとんどいない場所ので、車椅子の方が単独でいるのはちょっと危険かもしれません。
しかも結構揺れる場所ですね。
今度は後部へ移動しました。
屋台があってたこ焼きなどを販売しておりましたが、お客さんは誰もおらず。
ちょっと淋しい屋台でしたね。
でもたこ焼きを買いたくなりましたが、ダイエット中の私にとっては我慢、我慢・・・。
平日だから賑わっていなかっただけなのかもしれませんね。
さらに後ろに下がると出発した土肥港を見渡すことができます。
ここはきれいな景色を楽しめるいい場所です。
もちろん、車椅子でも行くことができますが、動いている時は多少揺れますので注意が必要です。
不思議なのが、県道223号線の標識が船の中にあるんですよ。
なぜなのか?
それは船のルートが県道になっているようです。
移動する県道です。
しかも223号線ですから、富士山なんです。
とてもお洒落な表現ですね。
残念ながらこの日は晴れていなかったので、駿河湾フェリーから富士山を見ることは出来ませんでした。
唯一見ることが出来たのは、三保の松原です。
でもただの森のような感じに見えるので、あまりロマンがなかったですね。
実際に三保の松原から見た方がきれいですね。
2005年に行ってきた時の様子です。
多分さほど変わっていないはずです。
舗装されている場所からでも松を見ることはできます。
しかし、身障者用トイレ・身障者用駐車スペースはあるものの、入口が心臓破りの坂になっています。
車椅子ユーザーの自走はまず無理です。
画像で見るよりもものすごくきつい急坂です。
介護の方でもかなりタフでなければ難しいと思います。
私にとっては、上野動物園のペンギンコーナーか三保の松原かというくらい最強の傾斜がある坂だと思っておりますので残念ながらおすすめは出来ません。
話を切り替えて、駿河湾フェリーに話を戻していきます。
また船内に戻ります。
中央には喫茶コーナーがあります。
ここではお菓子などいろんなものを販売しております。
お子さんが船員服を着用することもできます。
フェリーに乗った記念に写真を写すのもいいかもしれませんね。
ここでは富士山アルフォートというご当地お菓子を販売しておりましたので購入しちゃいました。
ダイエット中では・・・?
運転の疲れから甘いものがどうしても欲しくなりました。
その他にも軽食自販機がありました。
ハンバーガーや焼きおにぎりなどが購入できます。
その他、私のお気に入りである千社札自販機がありました。
自分の名前のシールを江戸文字で作成することが出来ますよ。
私はノートに貼ったりしています。
船内をうろちょろしているうちに清水港へ到着しました。
船が止まってからエレベーターで車のある甲板スペースに行ってください。
今回は清水港からすぐに東名高速で東京方面に向かいましたが、清水港周辺にはエスパルスドリームプラザ(ショッピングモール)がありますので、そこで楽しんでいかれるのもいいと思います。
ちびまる子ちゃんのミュージアムや清水すし横丁などの楽しいテーマパークがあります。
★駿河湾フェリー
航路:土肥港~清水港(1日4便ずつ)
所要時間:1時間5分
お問い合わせ先:054-353-2221
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