車椅子利用者が食事をするときに選びやすいのがドライブスルー
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。車椅子利用者が外出したときにどのお店を利用するかをいろいろな方からお聞きすると、どうしてもバリアフリーの整っているショッピングモールになってしまうようです。でも私にはとっておきの秘策があります。
車椅子で気軽に入れる路面店は未だに少ないのが現状
どこかのお店を探すのですが、さすがに車椅子利用者が運転中にどこか気軽に食べるところがないかな…と探していても、意外とないんです。また運転中でなくても、都内ではなかなかお店に入れるところは少ないですね。
先日、あるセミナーを受講しに東京の五反田界隈に行きました。セミナーの終了時刻が21時すぎになってしまったので、帰りにどこか食べていきたくなりました。駐車場からセミナー会場までの距離が離れていたのでどこかふさわしいところが見つかるだろうと願っていました。
ところが何かしらバリアがあるんですよね。もちろんエレベーターがなく階段しかないような場所(2・3階もしくは地下)は、パッとみて難しいとわかりますが、意外と1段しかないのに段差の幅が15cmくらいある場合は、一瞬考えて断念します。私はちなみに上る自信がありません。
段差はないにも関わらず、固定式の椅子があるようなところやお店の中の通路幅が狭いところも一瞬考えて断念します。お店の従業員の人数が少ないようなファーストフード店であれば初めから遠慮してしまうかもしれません。
ファーストフードチェーンのバリアフリー化はなかなか対応が難しい現状
先日、某有名ファーストフードチェーンの役員の方とお話する機会がありましたが、さすがに人数が少ないうえに、店内に数名しかいない状態では、車椅子ご利用のお客さまがいらしても満足いく対応ができないかもしれないと残念がっていました。
そう考えると逆に今まで他店がやっていなかったことを成し遂げることで、パイオニア的な存在になるかと思います。そのためには社内教育が欠かせないでしょう。
ところがここまで行くとファーストフードのお店はなかなか利用できないと思いがちですが、郊外店であると利用することができるんです。しかもそれはショッピングモール以上に利用しやすいかもしれません。
ドライブスルーはわざわざ車椅子へ下りなくて済むだけでなくバリアが少ない
それはドライブスルーです。車を利用しているときにわざわざ車から降りる必要がないんです。とにかくその部分は便利です。自宅に近い場合は、ドライブスルーで弁当などを購入してから帰ることもしばしばあるんです。そういった使い方でファーストフードを利用することが多いです。
最近では寿司のドライブスルーも出来ています。私はこの寿司のドライブスルーが近所にあるのでよく利用します。味もなかなかイケます。こういった取り組みが多くなっていけば、郊外型においてはバリアフリーに近い形で使い勝手が増えていくと思っております。
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