車椅子でも1日楽しめるスポット 宮ケ瀬ダム ~神奈川県愛甲郡愛川町
(旧ブログ 2014.9月 投稿内容)
首都圏近郊に住んでいますが、なかなか素晴らしいと思えるスポットに出会えないですね。
もちろん、素晴らしいスポットはたくさんあると思いますが、バリアフリー度が低かったりすることが多いですよね。
例えば、階段はないが急坂が待っているとか・・・
それによって、私自身が疲れるだけでなく、一緒に同行した方まで疲れてしまうといったことがよくあります。
さすがに車椅子は手動式ですので、長い距離を走行するのはキツいです。
年々歳を重ねると、20代の時のようにガンガン車椅子をこぐようなことはできないですね。
車椅子を利用していて、多少の体力は要るけれど、疲れるまで至らないスポットを探していきたいと思っています。
そこで今回見つけたスポットが、「宮ケ瀬ダム」です。
お恥ずかしい話なのですが、関東に住んでいて宮ケ瀬ダムという場所をあるテレビ番組を見るまで知らなかったんです。
今回は本当に驚きの連続でした。
首都圏近郊にこんなに素晴らしいスポットがあったとは・・・!
私が住んでいる茨城県守谷市からは、首都高を抜けていくのでどれだけ時間がかかるか本当に気になっていました。
ところが、たまたまですが首都高は渋滞発生なし。
ものすごくラッキーでした。
常磐道~首都高~東名道~一般道
ちょうど2時間で到着しましたよ。
渋滞していたら3時間以上かかるかもしれませんね。
東名道の厚木ICで降りてから一般道で45分位ですね。
厚木ICを降りた時は、まだ都会にいるような雰囲気ですが、徐々に自然が広がっていきます。
そのうち、ここは首都圏?
と思えるような雰囲気に変わるのがとてもビックリです。
そして宮ケ瀬ダムに到着。
身障者用駐車場を利用する旨を駐車場ゲートの係員さんにお伝えください。
駐車許可証を受け取ります。
身障者用駐車場がダム方面に行く際、一番近い場所です。
ここから見る風景は何とも言えない位、宮ケ瀬湖が美しく思えるスポットです。
駐車場から車椅子をこいで目の前に現れるのが、水とエネルギー館です。
入口は緩やかなスロープがあるのでOKですね。
ここは宮ケ瀬ダムをはじめとした水資源やエネルギーについて学ぶことができる施設です。
楽しく学べるところが良かったですね。
そしてこの水とエネルギー館は身障者用トイレやレストランなども設置されておりますのでゆゆっくり休憩がてらに利用することができますね。
さすがに茨城から渋滞がなくても長い距離を運転してきているので、ホッと休みたいところです。その場所には物凄く最適ですね。
身障者用トイレもこのように充実しております。
この宮ケ瀬ダムはテレビ東京で放送中の人気長寿番組
で紹介されたようです。
私もこのアド街を見て初めて、都心から近い場所に楽しめるスポットがあった・・・と発見出来たんです。
アド街をこの館内のテレビにエンドレスで流しておりましたね。
もう数年前の放送でしたが、アピールしたい!という姿勢が凄くわかります。
また難しい資料ビデオより分かりやすく解説しているところがいいですね。
水とエネルギー館は、1階・2階が展示コーナーとなっております。
宮ケ瀬ダムの役割などを説明しております。
また最近話題になっている八ッ場ダムのように、宮ケ瀬ダムを造ることによってダム周辺の集落は水の下に沈んだんです。
その悲しい出来事もこの水とエネルギー館で学ぶこともできます。
展示だけでなく、体験できるような施設になっているので、飽きないですね。
ダムが好きな人にはたまらないダムカードも無料配布しておりました。
全国のダムを見て、このダムカードを集めている人がいるらしいですね。
私もついでなので頂きましたよ。
入口の総合案内のところにあります。
ここでは、宮ケ瀬ダムと石小屋ダムの2枚がGETできますよ。
宮ケ瀬ダムの観光放流については1日2回(4月~11月・毎週水曜日・毎月第2日曜日・第2・4金曜日)となっております。
1日2回は11時~・14時~
6分間の観光放流になっております。これは水が織り出すダイナミックなショーです。
このタイミングの合わせて宮ケ瀬ダムに来たので、ぜひとも見たいと思っております。
この水とエネルギー館から外に出て、ダムの一番下まで行って初めて見ることができます。
今日は渋滞しなかったので、かなり余裕をもって到着。
せっかくなので、レストランを利用しました。
目玉は「宮ケ瀬ダムカレー」
アド街の名物コーナー「薬丸印の新名物」で紹介されたようです。
店内のあちらこちらにアド街に紹介されたことが掲載されていました。
先ほどのテレビ放映もそうでしたが、とても嬉しかったんでしょうね。
でも今回は、カレーを食べるまでお腹が空いていなかったので、フランクフルトを注文。
美味しかったですね。
このレストランにはお土産コーナーもありましたね。
あまり大きくないのが残念でした・・・
水とエネルギー館のレストランで観光放流を行う15分前(13時45分)まで時間をつぶしていざ向かうことにしました。
ダムの下の観光放流を見るスポットに行くには2通り。
①ダムの上にある橋を渡って、エレベーターで下に行く方法(無料)
②水とエネルギー館の目の前にあるインクラインに乗って下に行く方法(付き添い者は有料)
※車椅子利用者は無料です。
インクラインとは、ダムを建設するために使われた乗り物です。その乗り物が現在も残っておりケーブルカーのような乗り物です。
今回は、行きは①・帰りは②と決めました。
エレベーターの乗り場まで行くのには、まずダムの上にある橋を渡ります。
これがかなりの距離なんですよ。300Mくらいはあるように思えました。
そのあとにエレベーターを乗って下まで行きます。車椅子マークの表示がありました。
レベーターを降りるとそのままダムまで行けるのかな・・・と思っていたら、目の前に昇降機がありました。ダムの下までフラットになっておらず、昇降機を使わなければならないんです。
ところが、昇降機に乗ろうとしたところ、ここで大きなアクシデント。
電源がつかない・・・
係員の方々が数人来ていろいろと対応するも直らず。
観光放流まであと5分を切っていたので、私たちも係員も焦せりだしました・・・
どうなるのか?
観光放流は14時から6分間。14時6分には終わってしまう。
でも今は13時55分。
もう手段はないのか?
今まで通ってきた道のりを引き返すにはかなりの距離がありましたが、仕方なく戻ることにしました。
あわてて橋を渡り、②のインクラインに乗ることにしました。
たまたま14時ジャストのインクラインがあったのが救いでした。
インクラインは車椅子で乗ることができる乗り物です。
インクラインの駅にも一切段差がありませんでした。
観光放流はスタートしている中で、インクラインはダムの放流の脇を進みました。
これもなかなか見れない光景でしたね。
インクラインが到着したのは、14時4分。
ダムの下で2分間だけ観光放流を見ました。
とにかくダイナミックでした。
マイナスイオンを大量に浴びている雰囲気でしたね。
なんとか間に合いました・・・。ホッとしましたよ。
観光放流を見れてとにかくラッキーでした。
もう間に合わない・・・と思いましたが、最後まであきらめなかったことでしょうね。
こういったピンチの時に慌てないで、何とかなる!って思うことが大事だと思いました。
いざ災難にあった時にも同じような行動したいものです。
話を戻しますが、インクライン→ダムの観光放流
次は、目の前に停車していたロードトレイン(愛ちゃん号)に乗ることにしました。
こちらは車椅子利用者でも乗車できます。
さすがに周辺を車椅子で動くにはちょっと距離が長すぎる・・・
しかも坂道があるのでキツイですね。
このロードトレインは次の目的地まで行ってくれますね。
ダム下駅~パークセンター駅を往復しています。
到着まで12分ですね。
1時間に3本間隔で運転しております。
車掌さんがいろいろ説明しながら進んで行きます。
途中には石小屋ダムも見ることが出来ます。
パークセンターへ到着です。
いつの間にか清川村から愛川町にやってきました。
到着したのはパークセンター前。
帰りのロードトレイン(愛ちゃん号)の時刻を確認していざパークセンターへ
目の前のスロープを下がると建物に入れました。
物凄く暑かったので、このパークセンターに入ると気持ちいいエアコンが効いていましたよ。
自販機などもありゆっくりできましたね。
伝統工芸品なども販売していました。
ここでもアド街を放送していましたよ。
このパークセンターにも身障者用トイレがありました。※写真はなし
このパークセンターでは愛川町のキャラクターが販売されていました。
あいちゃん
パークセンター周辺にもいろんな見学できるスポットがありましたので、涼んだ後に周辺を散策しました。
ここからはロードトレインは走っていませんので、車椅子をこぎながら進みました。
パークセンターの外はとてもきれいな自然が待っていましたよ。
この道を通って進んで行きます。目の前のエレベーターに向かって進みます。
パークセンターから郷土資料館・工芸工房村に行ってまたパークセンターへ戻ってくる道のりです。
坂道も段差もなく進んで行くとエレベーターのある場所に到着しました。
エレベーターの上は橋になっていましたよ。
下を見ると石小屋ダムを見ることができます。
橋を渡ると郷土資料館・工芸工房村に着きました。
ここには身障者用駐車場がありました。
今回は、ダム側~インクライン~ロードトレイン~あいかわ公園に来ましたが、ロードトレインなどを乗らずに車であいかわ公園にくることも可能ですね。
まずは郷土資料館に入りました。
入口の恐竜の骨は撮影しましたが、それ以外は撮影禁止なので写真はありません。
愛川町の歴史を見れる郷土資料館になっていました。
身障者用トイレも充実しておりました。
郷土資料館の目の前には工芸工房村の建物があります。
工芸工房村では竹細工などが展示されております。
時間あれば工芸教室などを利用することができるようです。
工芸工房村には光の祭典といった部屋があって凄くきれいでしたよ。
こちらにも身障者用トイレが設置されております。
それではパークセンター方面へ戻ることにしました。
行きはエレベーターを利用しましたが、帰りはエレベーターを利用せず坂道を下りてパークセンターへ行きました。
ちょっと坂道が急ですので注意してください。
もし気になる場合は、エレベーターを使って、行きに使った道を通るのがいいと思います。
坂道を下りる道は緑がたくさんあってとてもきれいですね。
ロードトレインに乗るまでの間にバラ園というのがすぐそばにありました。
ゆっくりきれいなバラを見るのもいいですよね。
本当に自然がいろいろと味わえますね。
帰りのロードトレインでは石小屋ダムや大沢の滝を見ることができました。
ロードトレインがダムの目の前に到着しました。
昇降機が故障していたので、行きも帰りもインクラインに乗りこみました。
約3時間くらいこの宮ケ瀬ダムで楽しんだので本当に最高でした。
首都圏にこんなに美しいところがあると思っていませんでした。
正直かなり気に入りましたよ。
車椅子での利用も支障がほとんどないですね。
バッチリです。
またぜひとも来てみたいですね。
ダムの観光放流のある曜日・日時はチェックしてからお出かけするといいですよ。
観光放流がないとちょっと淋しいですから・・・。
★宮ケ瀬ダム
神奈川県愛甲郡清川村宮ヶ瀬940-4
電話 046-281-6911(相模川水系広域ダム管理事務所)
東名道の厚木ICで降りてから一般道で45分位。
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