車椅子利用者でも接客・応対ができると仕事の幅が広がる理由

2019.03.07 (木)

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あなたのお店の『バリア解消』請負人 白倉栄一です。

 

国際福祉機器展などのイベントに行くと、

コンパニオンや接客慣れしているスタッフが

笑顔でパンフレットを渡している光景を

よく見かけます。

 

ほとんどがこのイベントのために

雇われている人もいるのかもしれません。

 

明らかにプロフェッショナル的な

接客・応対のノウハウを

身に着けているように感じます。

 

私は長年、総合スーパーで勤務していた中で、

車椅子利用者であっても設備さえ整えば、

接客・応対の仕事は、十分に「できる」と

思っていました。

 

自分も店舗のクレームの責任者として

お客さまから「責任者出せ!」と言われれば

毎回のように対応していました。

 

実際に障害者の雇用においても

接客・応対の分野にて門戸が開かれていけば

雇用の幅がもっと大きく広がって行ける

ものだと思っています。

 

でもどうしてもネックになってしまうのが、

雇用する側のイメージの在り方です。

 

接客・応対の仕事は、

車椅子利用者にふさわしくないと

思っている人が多いことです。

 

そこで今一度、発想を変えてみては

いかがでしょうか?

 

きっと見方が変われば

障害者雇用が大きく変わるにちがいありません。

車椅子利用者であってもできる仕事の1つ

もちろん人前に立つ仕事なので、

人によっては得意・不得意の問題があります。

 

私は採用担当も行っていて、

一般の方々の採用面接を

1000人以上担当しました。

 

応募者の中には、

人前に立つ仕事はしたくないので、

事務職のみで働きたいという思いの方も

いらっしゃいます。

 

しかし総合スーパーは、

繁忙になる時間帯があるので、

売場応援をしていただかなければ

ならない場合もあります。

 

そこで売場応援はできないとおっしゃれば、

採用することが難しくなります。

 

その点、もし車椅子利用者でも

売場応援や接客・応対ができる人が

いたらどう捉えるでしょうか?

 

レジなど設備の課題はありますが、

健常者でなければならない理由はなく、

パンフレットを渡したり、

受付ブースでお客さまに

説明したりすることは十分可能でしょう。

 

私的には接客・応対は

自分の努力次第で能力を活かせることの

できる職種だと思っております。

 

笑顔でふるまうことや

お客さまに声掛けができることは、

仕事の上で大きな強みになるでしょう。

 

まさにスキルさえ身に着ければ、

車椅子利用者であっても

「この人がいるから成果がでる!」

と言われるように思われます。

 

例えば、

クレジットカードや電子マネーカードの

ご紹介をする際にも成約の状況は

担当者によって様々です。

 

その点、スキルさえあれば

他の人の数倍も獲得することだって

できない話ではありません。

重要なのは接客応対のノウハウを身に着けること

本人のやる気さえあれば、

あとは接客応対のノウハウを

きちんと教育担当者が指導することです。

 

笑顔の作り方、発声の仕方、挨拶の角度など

基本的なノウハウから始めることで、

次第に慣れていくと思います。

 

そしてお客さまへ話しかける

タイミングなども教えていくといいでしょう。

 

実際にやってみると分かるのが、

接客・応対のスキルは、

意外と簡単なようで難しいものです。

 

でも努力をすれば障害の有無に関わらず

チャンスが仕事であると思っております。

 

人材不足で悩んでいる企業にとっては、

やる気のある人をぜひ採用したいものです。

 

そこには車椅子利用者でもやりたいと

懇願されている人であれば、

企業にとっては成果が出やすいでしょう。

 

あとは事業所の

車椅子利用におけるバリアを

1つ1つクリアにしていくことで、

働きやすい職場に

なっていくにちがいありません。

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