(入院1ヶ月後)食事がOKになると食欲が出てくるが・・・
2017.02.07 (火)
~(入院1ヶ月後)食事がOKになると食べることだけでは満足できなくなる~
生きていくうえで食事とするという喜びは、食事の許可が下りた瞬間に感じました。はじめのうちは食べられなかった時からの解放で、どんなものでも美味しく感じました。しかし日々を重ねるにつれて満足しなくなるんです。どんなものでも喉を通したいと思うものですが、食欲はさらにエスカレートするんです。
現在は病院食もかなり患者さんが好むようなものを提供されていると思いますが、当時は酷かったんです。しかも私は太っていたこともあり、1日1600キロカロリーまでの制限食でした。当時はごはんとキャベツの千切りと焼き魚のみのような寂しいメニューもありました。
もう我慢の限界でした。病院の地下にあった喫茶室でラーメンや群馬名物のソースかつ重を食べたり、母親に頼んで病院の入口にあったお店で稲荷ずしを購入したりしていました。本当はいけないことだと重々承知をしていますが、長い入院生活の中で病院食には耐えられなくなりました。
ちなみに、翌年1月に東京の虎の門病院へ転院したときの初日に出されたメニューがチャーハンだったんです。びっくりしましたよ。残さず食べました。虎の門病院で提供された病院食においては、その後もほぼ完食して、間食もほとんどしない入院生活でした。
今はどこの病院も工夫されていると思いますが、病院食がある程度美味しいことこそ病気を快方させるエネルギーになると感じました。
つづく・・・
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