車椅子利用者に難しい巨大ターミナル(駅)の移動
Contents
車椅子ライフデザイナーのまおうです。公共交通機関で移動する上で気になるのが、巨大ターミナルにおけるバリアフリー経路を見つけることに苦労することでしょう。巨大ターミナルなだけに新幹線や飛行機への乗車のため、迷ってしまうことで乗り遅れに繋がる可能性もあるのではないでしょうか?そのためにも経路の事前チェックはしておきたいところです。
東京駅は巨大すぎて新幹線に乗るまでに時間がかかりやすい
まず東京駅です。例えば八重洲口を利用する場合、八重洲地下駐車場にクルマをとめて新幹線に乗るためには、八重洲地下街を抜けていき、大丸の地下からエレベーターに乗って東京駅に向かいます。そこで迷うのが新幹線乗り場はどこなのか?
そこで構内図の掲示板を探すでしょう。ところが東海道・山陽新幹線については、きちんと名称が明記されておりますが、東北・上越などの新幹線については、新幹線乗り場とは書かれていません。これでものすごく迷うんです。東海道・山陽新幹線の方に行っても、会社が違うのでJR東日本の新幹線に乗ることができません。結局、JR東日本の乗り場の中に新幹線がありました。これは頭の中で新幹線をイメージしてしまうために、「JR線のりば」と書かれていることで迷うではないでしょうか?
さらに車椅子で利用できる改札口は全てではありません。コンコースからホームに行くエレベーターの場所は少ないので、エレベーターに行けない改札口から入っても、ホームに行くことができません。事前に駅の構内図をチェックしておくことをおすすめします。新幹線は約5~10分間隔で出発していますが、予約している列車に乗る前に迷っていたら、乗り遅れにつながってしまいます。
東海道・山陽新幹線に乗車するなら品川が分かりやすい
逆におすすめなのが、東海道・山陽新幹線へ乗る場合、わざわざJR東京駅から乗らなくてもJR品川駅の方が乗りやすいように思います。駐車場は品川インターシティの方が八重洲地下駐車場より断然お得ですし(1日5000円と2000円の違い)、港南口から乗るのも意外と簡単です。しかも品川はすべての新幹線が停車するので乗れないことはないでしょう。またクルマでない場合においても、常磐線など今まで以上に延伸して品川乗り入れをしているので乗換が便利になっております。
以前に比べてJR東海・JR東日本において新幹線の本数が過密スケジュールになっているために、電車に詳しくない人にとっては難しく感じるのかもしれません。JR東海については行先は1方面ですが、JR東日本については、長野・金沢方面、新潟方面、山形方面、秋田方面、函館北斗方面など様々です。実際に乗車するときに分からなければ質問をして確認することがおすすめです。
関連する投稿
- 最近は車椅子利用者が身障者用駐車スペースにとめにくくなっているのはなぜか?
- 車椅子ユーザーにとって予約しにくいパック旅行
- 旅行におけるバリアフリーな会社を選ぶことのポイント
- なぜ車椅子利用者の旅行の宿泊予約などは電話のみになってしまうのか?
- 車椅子利用者が電車に乗る場合には駅の構内図の確認が必要
現在の記事: 車椅子利用者に難しい巨大ターミナル(駅)の移動