車椅子利用者に難しい巨大ターミナル(空港)の移動
Contents
車椅子ライフデザイナーのまおうです。東京駅の巨大ターミナル化は車椅子利用者にとって迷ってしまうことをお伝えしましたが、駅だけでなく空港の巨大ターミナル化も同様な課題があります。空港についてはどのような状況でしょうか?
羽田空港も広すぎて分かりにくい中で駐車場の確保が大事
巨大ターミナルといえば真っ先に羽田空港が挙げられます。第1・第2・国際線とターミナルが分かれているのは、すでにご存じな人が多いと思います。もしご存知なければ、航空会社によって分かれているのでご確認ください。但し一部ですが、スターフライヤーにおいては通常は第2ターミナルですが、東京~北九州便だけは第1ターミナルとなっております。
もしまちがって第1にいくところを、第2に行ってしまったら時間のロスはかなり大きくなります。さらにクルマで行ったならばもっとロスが大きくなるでしょう。状況によっては、駐車場の入庫はそのままにした方がいいかもしれません。なぜなら日本で一番駐車台数のある羽田空港でも、最近は満車になっているケースも多いです。もし移動して駐車場が空いていなかったら、また元の駐車場へ戻るしかないでしょう。
あとは、空港のお身体不自由な方のチェックインカウンターがどこにあるのかも事前に知っておいた方がいいでしょう。なかなか見つからないケースもあると思います。飛行機の場合は、航空会社より車椅子利用者は1時間前にチェックインしてくださいと言われますので、かなり焦ることが多いでしょう。
当日のハプニングを解消するためにホームページのチェックが欠かせない
正直に言いますと、そんな私も首都高速の大渋滞(茨城南部から通常1時間のところが3時間かかったこと)と羽田空港の駐車場が満車で入庫できなかったことで、2度ほど予約していた飛行機の便に間に合わなかったことがあります。もし間に合わないと思ったら、早めに連絡をすることが必要です。当日の他の便に空きがあれば対応してくれるでしょう。そうでなければ当日の出発は諦めるしかありません。
巨大ターミナルで迷うのは、誰もが体験することです。そのためにもホームページなどで事前にある程度チェックしておくことで、少しでも当日のハプニング解消になるはずです。車椅子ユーザーの移動は、一般の人より時間がかかることが多いので余裕な移動をおすすめします。
とはいえ羽田空港以外の空港については、そこまで難しい状況ではありません。現在工事している伊丹空港などはモノレールの乗り換えなどがちょっとわかりにくくなっているものの、羽田空港のような迷うことはないでしょう。
また私が住んでいる茨城空港や地方空港は駐車場から近距離にターミナルがあるので、とても分かりやすくなっています。しかも周辺道路も混雑していることが少ないものです。だからこそ逆にちょっとしたアクシデントで遅れてしまうことも注意したいところです。
関連する投稿
- 車椅子ユーザーのバリアフリーな生活に重宝する「オートボックス」とは?
- 車椅子でも宿泊旅行をする際に事前予約しなければならない3つのポイント
- 駐車場のおけるバリアフリーのためには発想の転換が必要
- 車椅子利用者による飛行機搭乗手続時の目線の高さに改善
- 車に慣れている車椅子ユーザーにとって遠出するときにどうするか?
現在の記事: 車椅子利用者に難しい巨大ターミナル(空港)の移動