種類豊富な車椅子が目立つ中で軽量化が進んできている

2017.12.12 (火)

車椅子ライフデザイナーのまおうです。先日、茨城県つくば市で開催されたつくば福祉機器展(幸和義肢研究所主催)に行ってまいりました。各ブースでは福祉機器メーカーが新しい機器について紹介をしておりました。その中でも車椅子メーカーは、従来の手動車椅子の重量をより軽量化することに重きをおいていたような気がしました。どういった具合に軽量化しているのでしょうか?

現在の車椅子はおしゃれが当たり前

車椅子ユーザーになって21年が経過した私は、今までいろいろな車椅子を見てきました。私が車椅子に乗り始めた21年前は「車椅子=ダサい・地味・ネガティブ」というようなイメージでした。でも今ではそんなイメージは少なく、各メーカーも豊富なカラーが選べたり、おしゃれなオプションなどを選べるように変わってきました。

 

最近は、折り畳み式車椅子から固定式の車椅子へと人気が変わりつつあります。なぜなら折り畳み式は剛性が弱く、走行中に左右の揺れが起きてしまうので乗り心地に不安定を感じます。逆に固定車は、左右の揺れが少ないために乗り心地が安定するとメーカー関係者の方が申しておりました。以前は、いかにスポーティーでかっこいいといった部分に注目されていましたが、徐々にQOL(Qualty Of Life:生活の質)を向上させるために座り心地のいい車椅子へと変わりつつあります。

 

日常でよく行う車への積み込みについては、折り畳み式の方が楽にできるのでは?と思いがちですが、腕を使って車椅子全体を車内に詰め込む姿は肘に大きな負担を抱えてしまいます。私は21年間その負担が影響して、上腕骨外側上顆炎(通称:テニス肘)になってしまいました。ものをつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。

各メーカーは車椅子の軽量化を目指している

固定車の場合は左右のホイールを外して行うために、車に詰め込む動作の数は多くなるものの、重量の軽減により肘への負担は軽減されます。さらに今回各メーカーが取り組んでいる「車椅子の軽量化」を導入により、肘への負担はさらに軽減されるでしょう。しかも剛性を低下させないことにも力を入れており、車椅子走行も素晴らしい状態に進化しております。

 

私が通常乗っている車椅子は約14キロに対して、あるメーカーの車椅子は6キロ以下に抑えられているから驚きを隠せません。素材をカーボンにすることで片手で持ち上げても、さほど重くない位ですからテニス肘に悩んでいる車椅子ユーザーにとっては朗報かもしれません。

 

しかし気になるところは価格面です。福祉機器は購入する人が限られてくるので高騰しがちです。国産メーカーの車椅子でも30万円、海外メーカーであればさらに価格が上がります。乗用車を購入する際のイメージと似ています。海外から輸入代理店を通して、さらに販売店をも通すことになり、高額化になってしまいます。6年ごとに受けられる行政からの補助も15万円前後ですから、個人負担はかなり大きいものです。少しでも購入しやすい形になることも望まれる課題だと思っております。

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