一般の人が間違いやすい車椅子のバリアフリー

2018.06.29 (金)

あなたのお店の『バリア解消』請負人 バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。自店を紹介するときに「当店はバリアフリーになっています」と気軽に使ってしまうことはありませんか?そのため当事者が実際にお店を見た瞬間、「えっ、これがバリアフリー?」って思うことはたびたびあるものです。そのためバリアフリーという言葉にも注意しながら使用したいものです。ではどういったものが店舗運営におけるバリアフリーのNGとなるのかを考えてみましょう。

段差がなければ大丈夫ではない

一番よくあるのが、段差さえなければ大丈夫と考えてしまうケースです。車椅子走行における勾配基準は、最低限として1上がるのに12の長さ(1:12)が必要です。この12の部分がもっと少なくなった場合は、車椅子利用者が自力で勾配を上がっていくのは厳しくなるでしょう。もちろん電動車椅子であったり、パラアスリートだったりすれば、急勾配も上れますが、あくまでも一般の車椅子利用者が普通に上ることができるかが基準です。

 

また段差がなくても、路面が芝生・砂利道・土であると、車椅子走行をするのにバリアとなり、前輪・後輪ともに思うような動きはしてくれないので、走行には不適になります。それでも「うちはバリアフリーです」と公言されているケースもよく見かけます。

 

その他では1段の段差が5cm以上ある場合です。前輪のキャスターを上げなくても、1cm程度の段差はクリアすることが出来ますが、それ以上の段差ですと前輪のキャスターを上げない限り、段差を上ることができません。さらに段差が2段以上ある場合です。これは車椅子に乗ったまま自力でクリアすることが困難になります。以前は6段くらいある居酒屋であっても、バリアフリー表記がされていた場所もありました。そのためどのような基準をもってバリアフリーか否かを決めるのが個人の見方次第になってしまいがちです。

トイレだけはマンパワー対応できない

あとはトイレです。段差さえなければ、手すりがなくても車椅子で利用可能ですと問い合わせに対応してしまう人もいます。さらによくあるのが、トイレの段差だけでなく入口が狭くて入ることができない場合もあります。車椅子の横幅は60~65cmくらいはあるため、最低限80cmの幅がないとトイレの入ることができないでしょう。でも段差さえなければ入れると勘違いしてしまう人も多いくらいです。

 

但し、車椅子利用者がいらっしゃったときに、こういったバリアをマンパワーで解消することも可能かもしれません。段差があれば従業員4名が持ち上げたりすることで、不可能を可能にすることもできるでしょう。※電動車椅子はバッテリーを積んでいるので持ち上げるのは難しい可能性有 通路幅であっても可動式の椅子・テーブルを動かせば、何とか対応はできるでしょう。

 

それでもトイレについては、排泄に関わることなのでほとんどの方が手伝えるものではありません。そのためにもトイレをはじめとして、ある程度はお店のホームページなどで店内がどのようになっているかを画像等で見える化されることをおすすめします。トップページに掲載するのは難しいと思いますので、「バリアフリー」のバナーを設置されてくれると利用者にとってはありがたいでしょう。

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