あなたのお店における車椅子利用のトイレの手すりはどうですか?

2018.08.10 (金)

あなたのお店の『バリア解消』請負人

バリアフリースタイル代表の白倉栄一です。

 

最近、多目的(多機能)トイレの設置における

寸法・スペースなどを計測することが多いですが、

よく見かけるのは、

基準とは合っていない「使いにくいトイレ」です。

 

特に手すりの位置・長さ

使いにくさを感じてしまうケースです。

なぜか路面店のお店において使いにくいトイレになっていることが多い

公共施設・駅・高速道路のサービスエリアや

パーキングエリアなどでは

きちんと基準通りになっているケースは多いのですが、

経営者の皆さまの想いで

車椅子でも利用できるお店にしたいと

改修工事を行った路面店の飲食店などが、

基準とは合っていないようなトイレに

なってしまっているように見受けられます。

 

従来は存在しなかった多目的トイレを造るために、

スペースの確保やコスト面などの工面は

ご苦労されていると存じます。

 

でもせっかくの想いがあって改修されたのであれば、

お客さまに喜ばれるような

トイレになっていただくことが、

望ましいと思っております。

 

もし皆さまのお店に多目的トイレが設置されていたら、

ぜひ自店のトイレの寸法を確認してみてください。

 

その寸法は下記の基準との誤差はあるでしょうか?

 

もし誤差があるとしたら、

車椅子利用のお客さまにとって

使いにくいと思われているかもしれません。

手すりの位置だけで使いにくいと思われてしまう

手すりに関して言いますと、

基準を考えて便器がど真ん中にあるとしたら、

左右の手すりの距離は70㎝になり、

便器の真ん中から

左右に35㎝ずつの長さになると思います。

 

でも実際に左右の手すりに対して、

便器がど真ん中に来ていないことがよくあります。

 

人間の身体において左右の腕の長さは、

ほとんどの人が同じではないかと思います。

 

そうなると、例えばよくあるのが、

便器のど真ん中から左は50㎝・右は20㎝では

到底バランスが悪いトイレになってしまいます。

 

バランスが悪いことによって、

可動式の手すりを動かしたときに

太ももに手すりが

当たりやすくなることもあるでしょう。

 

また左右の手すりの距離が異常に長く

90㎝くらいになっている場合もあります。

 

これはムダに長い状態ですので、

乗り移りなどの際に、

手すりを握っても遠いために

力は入りにくいといった状況が生まれてしまいます。

 

また乗り移りの際に、

車椅子にきちんと戻れないために

転倒してしまう危険性もあります。

身体に合わせて造られると使いやすくなる

つまり人間の身体に合わせて

造られていなのが大きな原因です。

 

あとは左右の手すりの高さが

一致していない場合もよくあります。

 

その他で言えば、

壁面側の手すりではない方の手すりが

思った以上に短いケースもあります。

 

便器の長さは、タンクレスにしている場合などは60~70㎝であり、

タンクがあると80~90㎝になることもよくあります。

 

もしタンクがあるために便器の長さが90㎝ある場合に、

手すりが60㎝しかなければ、

かなり短くなってしまいます。

 

そうなると状況によっては、

自分の方の下に手すりがないと

いった形になることで、

手すりを使おうと思っても、

全く役に立たず、オブジェとなってしまうケースです。

 

その原因は、

便器の長さを計算していないのではないかと思われます。

 

また壁面の手すりが握れるタイプではないケースです。

 

何か物を置くような平らな板が

設置されていることもあります。

 

確かにバリアフリーの備品に

掲載している本にもありますが、

握れないタイプでは手すりにはなりません。

 

しかも板に力を入れたら、

板が割れてしまいそうにも

思えるくらい強度がありません。

そういった点についても

改善が必要になるでしょう。

 

手すり一つをとっても、

せっかくであれば使いやすい状況にしたほうが、

明らかに車椅子利用のお客さまに

喜ばれるにちがいありません。

 

もう一度、改修工事をするのは大変かと思いますが、

ぜひとも車椅子利用者の目線を取り入れた設計で、

改修されることをおすすめします。

 

 

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