最新の車椅子は価格に比例して性能がアップしている
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。最近では車椅子などの機器がどんどん進化しております。それはパラリンピックにおいても機器の性能が影響するくらいの状態になっております。
パラリンピックにて1500万円の車椅子が登場!
最近で話題になったのは、日本を代表する世界の国枝慎吾さんがリオパラリンピックの準々決勝に敗れたことですね。国枝さんは世界の4大大会を制覇している絶対王者です。ところが準々決勝で敗れたときの相手が、恐ろしい価格の車椅子で試合に臨んだのです。
価格がなんと1500万円。逆に国枝さんの車椅子は国内メーカーのもので、約45万円クラスのものでした。「1500万円対45万円」の戦いみたいな形になってしまいました。あきらかにレースにおいて、「F1カー対軽自動車」くらいの状態ですね。
もちろん車椅子の良し悪しだけで試合の結果が決まるものではないですが、これだけ差があると、「試合の勝敗は性能の違いでは?」と思ってしまうかもしれません。最近ではパラリンピックの他の競技においても、義足が今まで以上に優れており、性能で勝敗が決まる?と騒がれている状態です。
オリンピックにおける水着の問題に似ている
私はスポーツに詳しい者ではないので、この内容の良し悪しを回答することはできませんが、素人目から感じたのは、以前のオリンピックで話題になった水泳競技による水着の違いに似ているように思えました。最強の水着を着用すれば、さらにスピードが出ると言われた出来事は誰もが記憶にある出来事だったと思います。
スポーツメーカー各社は、オリンピックの選手に使っていただけるかを競っています。それだけ社運を賭けているとも言えます。その商品がオリンピック選手に愛用されて、いい成績を残したならば、○○メーカーの△△商品だからこそ凄い結果をもたらすと有名になるでしょう。
車椅子は福祉機器というだけでなくアスリートの武器でもある
テレビ東京で放送されている番組「ガイアの夜明け」において、あるバトミントン選手に自分のメーカーの商品を使っていただくために交渉して、使いやすいラケットにしていく苦労が放送されていました。選手にするとちょっとした触り心地が使いやすいかどうかが変わるみたいです。
同じ意味でいえば、私たちが使っている車椅子にしても、オーダーメイドで作ってもらっている以上、乗り心地や走行性などを追求しています。選手ならなおさら追求するのだと思います。これだけ車椅子一つにしても福祉機器というだけでなく、アスリートの武器として大事な存在なんです。
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