障害があっても昇格や出世をするために登用試験は合格したい(筆記試験編)
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車椅子ライフデザイナーのまおうです。毎週土曜日は私の経験から車椅子ユーザーや一般の方々に向けて仕事のスキルアップという内容で紹介しております。今回はちょっとスキルアップではないですが、社内の登用試験についてご紹介したいと思います。なかなか昇格に対してうまくいかない方のご参考になればと思っております。今回は筆記試験についてです。
障害があっても昇格や出世はしたいもの
実は私も思ったほどの昇格をした者ではありません。38歳の時に課長職になったくらいです。でもなかなか昇格するチャンスがなく、昇格試験を受験をしても一次試験(筆記試験と人事考課)が突破できない状況でした。
働いていた会社は、筆記試験と人事考課(評価)の両方合わせたものが得点になります。全国の数千人の受験をする人の中で1割未満の上位得点者しか昇格ができません。1年に1度のチャンスですので不合格になれば、翌年またチャレンジしなければならない状態になります。何度も受験しているとやる気が失せてくる人が多いのが特徴です。
私は元来事務職ということもあり、評価を上げることは難しかったです。しかも車椅子ユーザーとしてのハンディキャップがあるので、一般の方と違って「できる仕事」ばかりではなく、「できない仕事」があるという中で評価を上げるのは難しかったです。評価は店舗で働く全社員の中で決まるためです。でも難しいといっているだけでは先に進みません。どうしたらそんな私でも昇格できたのかをお伝えします。
どんな困難な時でも戦略を考えることを忘れてはならない
重要なのはどんな困難な時でも戦略を考えることです。それがなければいつまで経っても同じ役職・同じ資格のままです。働いていながら自分にハンディキャップがあることで悔しい思いをしている人は多くいるはずです。私もその中の1人でした。
筆記試験で高得点を取るためにどうするかです。筆記試験の概要が発表されたらすぐに課題図書を購入します。購入後は試験日に合わせて逆算をしていきます。いつまでにどの内容を暗記するのかを計画します。働いていた会社は課題図書が5冊近いハードな局面もあったことから、どうやって攻略するのかがポイントでした。
課題図書については、私の場合最低4~5回の精読がなくては覚えられないと思っていました。350ページもある難しい図書では、意外と合格したいと思っている人以外は最後の方のページまで読み込む人はなかなかいません。でも合格するには最後のページまで読み込んでおく必要があります。そして試験日の1週間前までには仕上げるといいでしょう。直前に課題図書を読んでもなかなか頭に入らないものです。
課題図書以外の暗記ものは、直前勝負にしていました。試験日1週間前から必死に暗記しまくることで忘れることがないでしょう。そして事務職である私にとっては、人事考課のアップが営業畑と違うために、筆記試験で他の人より稼いでおく必要がありました。合格ラインが8割ならば9割を想定していました。
勉強できないと嘆くよりも昇給による給与アップを考える発想が大事
そんなに勉強できないよ!という声をよく聞きました。大事なのは発想の転換です。試験に突破することが翌年からの給与アップにつながります。状況によっては年間数十万以上が変わるわけです。労働組合のベースアップや定期昇給でも数十万なんて上がるわけはありません。宝くじやギャンブルでもプラスになることは少ないでしょう。
まさにクイズ番組に出場するような気持ちで臨んではいかがでしょうか?勝利者となれば賞金が入るのと変わりありません。自己啓発のために勉強しようとするから疲れるわけで、一獲千金のチャンスと思えば気合が入るはずです。だからこそ、そのクイズ番組に本気で臨むか臨まないかによって明暗が決まると考えてみてはいかがでしょうか?自分を奮い立たせるためには、いかに自分の都合のいいようにもっていくかが大きなポイントだと思います。
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